2025/11/03(月) 18:45
2025年11月3日 飯塚オート
SG第57回日本選手権オートレース(最終日)
ハンデなしの0mオープン戦で日本一を決める「SG第57回日本選手権オートレース」は10月29日より6日間で争われ、本日最終日を迎えた。
初日からハイスピードのレースが繰り広げられる中、ただひとり5連勝で勝ち上がったのは地元の有吉辰也。地元SGのプレッシャーにも打ち勝ち、13年ぶりのSG制覇へ王手をかけた。また、日本選手権4度の優勝を誇る青山周平もオール連対でしっかりと優出。ほかにも2日目から4連勝で初戴冠を狙う鈴木宏和、2回目のSG優出の佐藤励、さらにSG初優出を決めた吉林直都も枠番選択で大外を選ぶなど話題集中の8名がファイナルに名を連ねた。また、同時にスーパースター王座決定戦トライアル戦の出場権争いもここが最終戦で、逆転出場も狙える面々が優出したことで、ポイント争いはさらに激化していった。
※準決勝戦レポートはこちら
【12R=優勝戦】
*10周回5,100m 0mオープン戦
良走路=走路温度18度
1/有吉辰也(飯塚25期)3.30
2/鈴木宏和(浜松32期)3.31
3/青山周平(伊勢崎31期)3.29
4/永井大介(川口25期)3.31
5/佐藤励(川口35期)3.27
6/丹村飛竜(山陽29期)3.29
7/早川清太郎(伊勢崎29期)3.29
8/吉林直都(浜松36期)3.31
※右数字は試走タイム
最終日は晴れ時々曇りで良走路。試走タイムは3.27で佐藤励が一番時計をマーク。3.29で青山、丹村、早川の3車が続いた。完全Vを狙う有吉、青山、佐藤の3車が人気サイドに推されるオッズが形成された。
飯塚の新スタンドから大観衆が見守る中、優勝戦がスタート。有吉が主導権を握り、2番手で鈴木宏和、さらに佐藤励が3番手に付ける。佐藤は2周回目に鈴木をかわして2番手に上がると、有吉との差を詰めて、8周回目に有吉をとらえて先頭に躍り出て、そのままゴール。今年4月に川口のオールスターでSG初優勝した佐藤は、今回2回目のSG優出で、2回目のSG優勝。もちろん日本選手権は初制覇となった。「僕みたいな若手が出てきて、オートレースはもっともっと面白くなる。年末へもっとレベルアップしていきたい」と、優勝インタビューでもさらなる飛躍を誓った。
◆レース展開
【SG日本選手権オートレース・優勝戦】
2連単5-1 1,290円(7番人気)
3連単5-1-3 2,070円(9番人気)
優勝/佐藤励(川口35期)
競走車名:シロウWV・S
ランク:S6
競走タイム:3.359
今節成績:1着・1着・2着・1着・2着・1着
次走出場予定:川口G2オートレースメモリアル(11月12日〜16日)
たまらなく嬉しいです。(喜びを伝えたいのは)もちろんおじいちゃんもそうですし、先輩方、阿部剛士さんはオールスターのときも来てくれたし、今回は同じ斡旋で優勝できて嬉しいです。両親をはじめ、たくさんの人に感謝したいです。
(試走3.27、手応えは)今節の中で一番良かったと思います。発売時間ががかったので気持ちを切らさないように、車を信じて待っていました。
スタートはすごく良く切れたと思います。
先頭の有吉さんがいいペースだったので、タイヤを使いすぎないように何とか追いついて落ち着いて捌こうと思いました。エンジンは間違いなく良かったです。
(レースタイムは3.359で)そんなに速いんですか(笑)。10周回、正直スタートからレース内容は興奮しすぎて、あまり覚えていなくて。自分のできるすべてを、神経と集中力を研ぎ澄ませて走っていので、もう今は倒れそう。
整備は間違いなく良かったと思います。
試走からたくさんのお客さんの前で走れて、力にもモチベーションにもなりました。こうして自分のような若手が出てきて、オートレースはもっともっと面白くなっていくと思う。まだまだ自分も年末に向けてレベルアップしていきたいと思うので、応援よろしくお願いします。
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第40回スーパースター王座決定戦トライアル戦の出場予定メンバーはこちらをご覧ください。
※スーパースター王座決定戦トライアル戦の出場16名が決定!
(P-Navi編集部)