【新田祐大、島川将貴らが出場!】小松島競輪ミッドナイトG3は17日開幕!

2025/02/16(日) 17:00

小松島競輪場において「ミッドナイトG3」が2月17日から19日の3日間で開催される。ミッドナイト競輪のG3開催は、昨年7月の佐世保に続いて、今回が2回目。全日本選抜競輪の直前で、G1出場組の出場こそないが、真夜中の小松島バンクで大注目の短期決戦が繰り広げられる。ミッドナイト開催につき、第1レースは20時50分、最終レースは23時30分発走予定。また、ガールズケイリンも同時開催で争われる。

◆初日の出走表(17日更新)はこちらでチェック

第9レース(S級初特選)のメンバーはこちら
1/新田祐大(S1・福島90期)
2/西村光太(S1・三重96期)
3/鈴木竜士(S1・東京107期)
4/渡部哲男(S1・愛媛84期)
5/高久保雄介(S1・京都100期)
6/中川誠一郎(S1・熊本85期)
7/松坂洋平(S1・神奈川89期)

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2025年初戦となる新田祐大がミッド激走!

新田祐大


新田祐大が優勝候補の筆頭だ。昨年は1月いわき平記念を優勝して好スタートを切ったものの、5回の失格で波に乗り切れないままだった。年末は取手F1を優勝して締めたが、全日本選抜競輪G1の出場ならず、2025年の始動は、この小松島ミッドナイトG3から。G1グランドスラムを達成した実績に、爆発力ある走りは、もちろん最上位の存在であるし、昨年の分を巻き返す意味でも、この3日間はしっかりとシリーズの主役を演じたい。昨年末にヤンググランプリ(6着)出場した大川剛ら北日本の自力型と連携が叶えば、さらに勝機も高まるだろう。

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地元勢は島川将貴らが奮闘みせるか

島川将貴

地元徳島勢からは5名がエントリー。チャリレンジャーの島川将貴は昨年後半から成績が降下気味だったが、1月高松記念では準決勝でS班・新山響平を捲って決勝進出の金星をあげた。まだ本来の動きではないものの、「これをキッカケにして次につなげたい」と再浮上を誓う。久田は昨年ビッグレース初出場を果たし、7月にはS1昇格。8月西武園、岸和田とF1連続優勝で注目を集めたが、その後は落車もあり、大きい着も目立ったが、果敢な自力戦で巻き返していきたい。復活が待たれる地元記念2Vの太田竜馬、ベテラン健在の堤洋、昨年6月にS級入りした室井蓮太朗も2回目の地元G3参戦でシリーズを盛り上げたい。
徳島の自力型をはじめ、中四国勢との好連携で渡部哲男の上位進出も見込めるか。

渡部哲男

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鈴木竜士、中川誠一郎らが激戦を断つ

中川誠一郎

中川誠一郎も争覇級のひとりだ。G1を3勝した実績もさることながら、12月川崎F1では最後方から捲り一撃で優勝している。G3では昨年10月の熊本記念で優出(8着)。林大悟や新鋭レーサーの阿部英斗らと九州連携なら、鋭い差し、捲りでチャンスは逃さない。
好気配が続く鈴木竜士も見逃せない。昨年から再度、自力戦に戻して、存在感を強めてきている。直前の2月大宮F1の準決勝も5番手から早めの捲りで抜け出し1着(同着)。巧みにレースメークして、G3初優勝を手にしたい(G2は2017年にヤンググランプリ優勝がある)。また、鈴木をはじめ、関東勢の動向にも注目したいところ。
ほかにも高久保雄介や西村光太も虎視眈々とG3初優勝を狙ってくるし、神奈川から参戦の松坂洋平も軽視はできない。

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注目の新鋭レーサーが参戦!

森田一郎(左)と阿部英斗

125期から森田一郎、阿部英斗の2名がミッドナイトG3に挑む。
森田は在所2位で卒業記念レースチャンピオン。昨年10月西武園で3場所連続の完全優勝を達成(8月京王閣のチャレンジから18連勝)し、125期のS級一番乗りを果たした。S級戦ではF1 で優出2回、昨年12月に玉野でG3初出場したときは4982着。腰痛は気がかりだが、能力の高さは折り紙付きだし、このミッドナイトG3で名前をさらに全国区へとどろかせるか注目だ。
阿部英斗は1月の別府で3場所連続完全優勝によりS級特別昇級を決めた。S級初戦の立川F1は712着、次の2月小倉F1は141着と決勝には届かなかったが、予般戦とはいえ3勝をあげているように、S級のレースに慣れてくれば、さらなる飛躍も十分。G3初参戦の3日制シリーズで、パワーをフルに発揮して決勝を目指そう。
両者とも予選スタートで、通常の4日制G3より勝ち上がりは厳しく、初日は1〜2着(3着から上位2名)が準決勝進出。まずは、初日の動向に期待したい。

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同時開催のガールズケイリンも必見!

太田りゆ、児玉碧衣、藤原春陽、豊田美香

太田りゆと児玉碧衣の戦績が抜けており、両者がシリーズの中心を担うだろう。太田は昨年末からの連勝こそ1月松山の最終日に14でストップしたが、スピード捲りは鮮烈で1月京王閣も山原さくらとの捲り勝負を制して優勝している。初登場の小松島でも、そのスピードをいかんなく発揮してくるだろう。一方の児玉は1月取手、久留米と決勝4着だったが、2月松阪で完全優勝。昨年6月の小松島は決勝3着だったが、昨年からのリズムを徐々に取り戻して、本来の圧巻のレースを見せつけたい。なお、両者が同乗なら昨年8月のオールスター以来で、そのときは2回とも太田が先着している。
松井優佳は優勝にこそ届いていないが、決勝での上位争いが続いている。東京の石井貴子はバック回数17本、徹底した先行勝負は侮れないところ。ともに今回も優勝争い加わろう。
地元からは藤原春陽と豊田美香が参戦する。藤原は小松島でオール優出しており、昨年10月の小松島も予選を2着2着で決勝進出。豊田美香も昨年11月の小松島で優出。攻め多彩で、近況も優出を重ねている。ともにホームアドバンテージをいかして、地元で好勝負を演じるか。

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【小松島競輪G3・過去レポート】

前回の記念開催は犬伏湧也が地元優勝

24年7月小松島競輪G3
優勝:犬伏湧也
23年7月小松島競輪G3
優勝:松浦悠士
22年7月小松島競輪G3
優勝:眞杉匠
21年7月小松島競輪G3
優勝:太田竜馬
20年7月小松島競輪G3
優勝:原田研太朗
19年7月小松島競輪G3
優勝:太田竜馬
18年7月小松島競輪G3
優勝:牛山貴広
18年3月国際トラック競技支援競輪G3
優勝:山田英明
17年7月小松島競輪G3
優勝:村上義弘

【ミッドナイトG3・過去レポート】

佐世保ミッドナイトG3は松本貴治が制覇
24年7月佐世保競輪G3
優勝:松本貴治

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【今開催のS級戦・勝ち上がり】
S級7車立て・7レース3日制(ミッドナイト)
◆初日
【初特選=1個レース】
1位〜7位(全員)→準決勝

【予選=6個レース】
1位〜2位(12名)→準決勝
3位から得点上位2名→準決勝

◆2日目
【準決勝=3個レース】
1位〜2位(6名)→決勝
3位から1名→決勝
※初特選出場の着上位選手から優先。
次に予選の着上位選手。

※勝ち上がり表PDFはこちら

【今開催のガールズ戦・勝ち上がり】
L級7車立て・2レース3日制
◆初日
【ガールズ予選1=2個レース】

◆2日目
【ガールズ予選2=2個レース】

予選1と予選2の合計ポイント
1位〜7位(7名)→決勝
8位〜14名→一般戦

※同ポイントの場合は、2走目の上位着選手が優先。
それも同じ着だった場合は、平均競走得点の上位選手が優先される。

※勝ち上がり表PDFはこちら

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◆小松島バンクの特性
小松島バンク

バンクは周長400mで、みなし直線は55.5m。400バンクの中でも、みなし直線の長さはスタンダードだが、元々は500バンクだったものを400バンクに改修したため、カントはやや緩めになっている。特に注意したいのは、小松島名物ともいえる強風。海沿いに面していることもあり、冬はバック向かい風になる傾向にあり、今開催も要チェック。連対時の決まり手は、1着(逃21%、捲31%、差48%)、2着(逃20%、捲14%、差27%、マ39%)。上がりタイムは2004年7月5日に吉村和之が記録した10秒5。

(P-Navi編集部)

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