静岡競輪G3(準決勝)レポート【決勝進出の9選手コメント】

2025/02/15(土) 20:30

2025年2月15日 静岡競輪
大阪・関西万博協賛
開設72周年記念「たちあおい賞争奪戦」G3(3日目)


***************
【静岡競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】

赤板過ぎに藤井栄二が菊池岳仁を抑えると、中団で内に菊池、外に嘉永泰斗で並走となる。打鐘をめがけて8番手から新山響平が踏み込むと、藤井を打鐘過ぎに叩いて先行態勢に入る。6番手になった嘉永が最終HSで仕掛けると、新山マークの岡村潤のけん制を凌ぎ、最終3コーナーで新山の後位に入る。嘉永がゴール前で差を詰めるが、新山が逃げ切り1着ゴール。2着に嘉永、内から荒井崇博が3着に入線した。

1着/新山響平(SS・青森107期)
今回成績:特7・二1・準1
G3優勝:5回(24年11月四日市)

最終HSでは、だいぶ流しました。もう少し早く踏み直していれば、岡村(潤)さんが仕事しやすかったかもしれませんね。申し訳ないです。最近は末を欠いて自信がない分、踏み直しが遅いですね。前回の高松記念や和歌山記念よりは、自信を持って走れているとは思いますし、疲れが抜けてきているので、いい感じです。明日、いいイメージをつけたいですね。

決勝は、自力です。

2着/嘉永泰斗(S1・熊本113期)
今回成績:特9・二2・準2
G3優勝:3回(24年4月川崎)

最終HSで(新山響平が)流しているのが分かったので、もうワンテンポ早く仕掛けられたら、岡村(潤)さんがけん制しづらかったのかなと。コンディションは、自分のコンディションは悪くなかったと思います。まわりが強いので、自分のレースをします。

決勝は、自力。

3着/荒井崇博(S1・長崎82期)
今回成績:特5・二2・準3
G3優勝:17回(23年12月佐世保)

(嘉永泰斗は)仕掛けたからラッキーがあったと思う。最終BS(嘉永泰斗が岡村潤を)乗り越えたので、内だと思って内のコースを取りました。最後は、踏み勝てて良かったです。状態が、日に日に良くなる年齢ではないですね。明日も頑張ります。

決勝は、嘉永(泰斗)君の後ろ。

※10Rレース結果

***************
【静岡競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】

赤板過ぎに山根慶太が先頭に立つと、眞杉匠がけん制する中、藤井侑吾が仕掛けていく。藤井は打鐘過ぎに山根を叩いて先行していくが、浅井康太との連携は崩れ、藤井の番手には眞杉匠が追い上げていく。最終2コーナーから眞杉が捲り、マークの坂井が追走、3番手で浅井が続く。眞杉は坂井の差しを振り切って1着。2着に坂井で栃木ワンツー。3着に浅井が入線した。

1着/眞杉匠(SS・栃木113期)
今回成績:特4・二1・準1
G3優勝:4回(24年4月西武園)

初手は、前か前中団を考えていましたが、嫌な並びでした。(藤井侑吾が)脚力を使ってくれれば、いい展開になると思ったので、(打鐘前1センターは)踏みながらけん制を入れました。いい感じに番手にはまれたと思います。毎日セッティングを変えていますが、だいぶいい方向に出ていると思いますが、末が甘いし、道中もそう少し楽に回りたいので、もう少し調整したいですね。身体は大丈夫だと思います。

決勝は、自力。(坂井洋と)2人で決まるように、力を出し切ります。

2着/坂井洋(S1・栃木115期)
今回成績:特8・二1・準2
G3優勝:2回(24年12月大垣)

余裕はあったのですが、最後は情けない走りでした。ホームストレッチの向かい風が強くて、最終4コーナーでスピードが垂れてきてしまったし、浅井(康太)さんもきていたので。(眞杉匠を)抜ければ良かったのですが。身体の感じは、徐々に良くなってきています。

決勝は、眞杉(匠)君の後ろ。

3着/浅井康太(S1・三重90期)
今回成績:特6・二1・準3
G3優勝:34回(24年2月高松)

(藤井侑吾と)連結を外したのは、一番ダメなところでしたね。失敗しました、反省です。そこからは、(最終BSで)眞杉(匠)君が仕掛けたので、そこへ付いて行ってリカバリーした形です。開催中に身体の状態と向き合えていると思うので、しっかり体をケアしながら。今回レースは良くなかったのですが、感触は悪くないと思います。

決勝は、新山(響平)君の後ろ。

※11Rレース結果

***************
【静岡競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】

赤板過ぎに堀江省吾が前を抑えると、後藤大輝がすぐさま仕掛けて先手を奪っていく。打鐘から深谷知広がスパートすると、逃げる後藤を最終1センター付近でとらえていく。深谷には岩本俊介が続き、南関2車が抜け出す。その3番手で内に酒井雄多、外に松浦悠士の並走になるが、最終BS前で松浦が落車。深谷の番手から岩本が差し切り1着。2着に深谷で南関東のワンツー。松浦マークだった河端朋之が追い込んで3着に入った。

1着/岩本俊介(SS・千葉94期)
今回成績:特2・二1・準1
G3優勝:5回(24年3月伊東温泉)

深谷(知広)は、しっかり外を抜け出せれば大丈夫だと思っていました。(打鐘過ぎ2センター付近は)深谷が行き場を失ったら、(戻れる)位置を作らないとと思っていましたが、仕掛け続けてくれたので、付け直しました。(松浦悠士が)スイッチしたのが見えたので、警戒しなきゃと思いました。ちょっと接触がありましたが、ゴールまで勝負なので諦めずに。コンディションは問題ありません。

決勝は、深谷(知広)君の番手。連日前のおかげで成績をまとめられています。選手として分岐点にきているのかなと思っています。

2着/深谷知広(S1・静岡96期)
今回成績:特3・二1・準2
G3優勝:21回(24年10月熊本)

最初は突っ張るつもりでしたが、後ろからの勢いが良かったので。そこからは、その勢いをもらい(打鐘で)休まずにいきました。とにかくペース配分することなく全力で走りました。ワンツーが決められて良かったです。初日よりは感じはいいと思います。

決勝は、自力。(岩本俊介と)力を合わせて頑張ります。

3着/河端朋之(S1・岡山95期)
今回成績:一1・二3・準3
G3優勝:1回(22年5月青森)

(松浦悠士のアクシデントで)素直に喜べないところがありますが、前々へ行ってくれたので、なんとか3着に届きました。決勝進出は、松浦(悠士)君のおかげです。

決勝は、自力。1人でもしっかりやります。

※12Rレース結果

***************
【最終日12R=S級決勝】
1/深谷知広(S1・静岡96期)
2/荒井崇博(S1・長崎82期)
3/眞杉匠(SS・栃木113期)
4/浅井康太(S1・三重90期)
5/新山響平(SS・青森107期)
6/河端朋之(S1・岡山95期)
7/坂井洋(S1・栃木115期)
8/嘉永泰斗(S1・熊本113期)
9/岩本俊介(SS・千葉94期)

注目の並び想定は、
1深谷-9岩本
8嘉永-2荒井
3眞杉-7坂井
5新山-4浅井
6河端(単騎)

決勝は、深谷知広の番手は、準決勝同様に岩本俊介が付く南関東の2車。
嘉永泰斗には、こちらも準決勝と同じく荒井崇博が付く九州の2人。
眞杉匠の後ろは、ここも同じく坂井洋がまわる栃木の2車ライン。
新山響平には、浅井康太が付く青森、三重の2人。
河端朋之は単騎の競走となった。

連日、主導権を握って力強い走りを見せている地元深谷知広。昨年は惜しくも準優勝だっただけに、初の静岡記念制覇なるか。深谷の仕掛け次第で、番手の岩本俊介に優勝のチャンスも巡ってきそうだ。
今年最初の競走でしっかりと決勝進出を果たしてきた眞杉匠も、アグレッシブな走りで応戦して勝機を見出しそう。さらに3走とも戦い方を変えた新山響平の動向や、復調気配の嘉永泰斗も一発ある存在だけに注視が必要だ。
決勝進出の9選手全員が、次走は全日本選抜競輪。今年最初のG1に大きな弾みをつけるのは誰か。激戦必至の一戦に大注目です。

***************
\静岡G3(3日目)注目選手ピックアップ/
【3日目・7R=S級特選】
「明日も力を出し切る」
2着/昼田達哉(S2・岡山121期)

(小畑勝広の)突っ張りは、あまり想定していなかったです。やる気を見せておいて、昼田対真船(圭一郎)さんかなと思っていました。あそこまでやる気だったとは、思わなかったです。最終1センターの(踏んだ)感じが良くて、捲りの感じも良かったです。昨年の6月末にA級の最後で転び、前期ずっと重たかったのですが、昨年12月の松阪F1最終日の1着くらいから感じが良くなり、それよりもいい感じがしました。今シリーズは、流れに沿って、臆することなくいけてると思うので、明日も力を出し切りたいと思います。

***************
【静岡競輪の直近レースレポート】
KEIRINグランプリGP(2024年)
優勝者:古性優作
静岡記念G3(2024年)
優勝者:清水裕友
静岡記念G3(2023年)
優勝者:郡司浩平
静岡記念G3(2022年)
優勝者:佐藤慎太郎
KEIRINグランプリGP(2021年)
優勝者:古性優作
静岡記念G3(2020年)
優勝者:浅井康太
静岡記念G3(2019年)
優勝者:古性優作
KEIRINグランプリGP(2018年)
優勝者:三谷竜生
静岡記念G3(2018年)
優勝者:古性優作

(P-Navi編集部)

閉じる

新着ニュース一覧