2022/02/06(日) 18:05
静岡競輪G3(最終日)
開設69周年記念「たちあおい賞争奪戦」
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昨年末にKEIRINグランプリ2021の繰り広げられた静岡バンク。激闘が記憶に新しい静岡の地で、開設69周年記念「たちあおい賞争奪戦」が2月3日から4日間日程で開催された。シリーズを牽引したのは地元・南関地区のS級S班・郡司浩平で、初日特選を深谷知広の番手から巧みに抜け出して1着スタートを切ると、二次予選、準決勝と力強い自力戦で3連勝の勝ち上がり。南関からの決勝進出は郡司ひとりになったが、佐藤慎太郎が郡司マークすることになり、このSS両者の折り返しが人気を集めていた。
レースは小川真太郎が先行すると、3番手から吉澤純平、諸橋愛の関東ラインが捲りを打ち、さらに5番手から郡司が捲り追い込む。直線で諸橋が抜け出したところを、郡司の仕掛けに乗った佐藤が鋭く追い込んで優勝ゴール。2020年11月の四日市記念以来の記念制覇を達成した。
3日目のレポートはこちら
【最終日・12R=S級決勝】
1/郡司浩平(SS・神奈川99期)
2/小倉竜二(S1・徳島77期)
3/諸橋愛(S1・新潟79期)
4/吉澤純平(S1・茨城101期)
5/荒井崇博(S1・佐賀82期)
6/伊藤旭(S2・熊本117期)
7/浅井康太(S1・三重90期)
8/小川真太郎(S1・徳島107期)
9/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
【レース展開】
誘導以下、1郡司—9佐藤、5荒井、7浅井、8小川—2小倉、4吉澤—3諸橋、6伊藤で最終的に隊列が整う。赤板手前4コーナーで動き出した小川を抑えるように、吉澤が上昇して先頭に立ち、打鐘を迎える。打鐘では小川が仕掛けて、吉澤を叩いて先行態勢に入り一気にペースアップ。最終2コーナー過ぎから3番手の吉澤が捲りで前に迫ると、5番手の郡司もそれに続く。直線では吉澤マークの諸橋が抜け出すが、郡司の番手から佐藤が強烈に追い込み優勝。2着は諸橋、完全優勝を狙った郡司だったが3着入線となった。
【静岡記念G3・S級決勝結果】
2車単9-3 9,640円(29番人気)
3連単9-3-1 25,880円(62番人気)
決まり手:差し-差し
優勝/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
今回成績/特3着・二3着・準3着・決1着
次走出場予定/G1全日本選抜競輪(2月20日~23日)
スピードレースになりましたが、最後は仕掛けてくれて、僕も勢いをもらって突っ込めました。
今回は仕上がっていましたね。
連戦でしたけど、積み上げてきた貯金もあったと思います。
細切れ戦でしたし、郡司のセンスに任せる作戦。信頼して、ついていくことに集中できたので、最後は自分の脚を全部発揮することができました。
チャンスが来たときは、いつでも突っ込めるようにと思って、日々練習しています。
まだまだ強くなれるという可能性を信じて、これからも頑張りたいと思います!
剛脚をファンにアピール
(P-Navi編集部)