奈良競輪G3(準決勝)レポート【決勝進出の9選手コメント】

2025/02/10(月) 20:00

2025年2月10日 奈良競輪
大阪・関西万博協賛
開設74周年記念「春日賞争覇戦」G3(3日目)

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【奈良競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】

青板B過ぎに武田亮が突っ張り、赤板前から谷和也が仕掛けるが、武田は先手を譲らず、谷は後退。そのまま武田が主導権を握り、最終BSから番手の佐々木悠葵が捲りで抜け出して1着。佐々木を追った道場晃規が直線詰めより2着。最終2コーナーから仕掛けた三谷竜生の後位から山本伸一が3着に入った。

1着/佐々木悠葵(S1・群馬115期)
今回成績:特8・二2・準1
G3優勝:2回(24年1月大宮)

青板BSから全開は、キツかったです。道場(晃規)君が車間を空けていたのが分かったので、(最終)バックで行かないと行かれると思ったので、踏み出しました。踏んだ感じは、ちょっと良くないですね。重かったです。

決勝は、自力です。

2着/道場晃規(S1・静岡117期)
今回成績:一1・二2・準2
G3優勝:0回
 G3決勝:2回目(24年3月伊東温泉以来)

最終HSで、佐々木(悠葵)さんが仕掛けるのかなと思い、ワンテンポ見てしまった。そこを仕掛けていれば、小原(太樹)さんとワンツーが決められたのかなと思うので、そこが反省点ですね。奈良記念は、毎年走らせてもらっていますが、すごく相性のいい大会なので、気持ちよく走れています。3走して、1走目が一番良かったので、疲れを抜いていくだけです。

決勝は、自力です。

3着/山本伸一(S1・奈良101期)
今回成績:一1・二3・準3
G3優勝:2回(22年8月岸和田)

(谷和也が不発となる)(三谷)竜生に任せ、その踏み出しに集中していました。5番手、6番手だったので、(3着までに)届かないと意味が無いので、コースを探しながらでした。最後、(三谷)竜生が仕掛けてくれた。小原(太樹)と絡んでいたので、決着がついてたら内のコースを行こうと思っていたのですが、決着がつきそうになかったので、思い切って外に行きました。状態は、前検日からいいと思うので、チャンスがあれば。初めての地元記念の決勝なので、しっかり自分の競走をして、優勝を目指して頑張ります。

決勝は、前で頑張る(古性)優作のことや、いろいろと考えて、近畿の3番手です。

10Rレース結果

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【奈良競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】

青板過ぎに川越勇星が突っ張っていくと、赤板前から石塚輪太郎もスパートして両者の主導権争いとなる。打鐘過ぎに川越が先手をキープするが、川越マークの松井宏佑の後ろには石塚マークだった中井太祐が入る。最終HS前から飯野祐太も仕掛け、松井は番手捲りで抜け出しを図る。松井に中井、郡司浩平が続く。3番手から追い上げた郡司が最後外伸び1着。郡司の仕掛けに乗るように、飯野マークから切り替えて前を追った山崎芳仁が2着。3着に松井が入線した。

1着/郡司浩平(SS・神奈川99期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特3・二1・準1
G3優勝:23回(25年1月高松)

レースは前に任せていたのですが、石塚(輪太郎)も地元の先輩が付いて積極的だったので、判断が難しかったですね。(赤板から打鐘は)石塚の勢い的に、いかれるか、並ばれると。(松井)宏佑が被ると思ったので、迎え入れる態勢を整えていたのですが、連結を外したので、判断ミスです。気持ちを強く持ち、レースで余裕を持って周りを見ることができれば、もう少しいい判断ができるのではないかと思います。疲れは、感じていません。

決勝は、南関東の3番手。

2着/山崎芳仁(S1・福島88期)
今回成績:一2・二2・準2
G3優勝:17回(20年1月いわき平)

(飯野)祐太が、本当にいいところで行ってくれました。祐太の後輪しか見ていなかったです。祐太がダメな時にどうするか。脚の感じは、ちぎれなかったし、悪くないと思います。前を抜く脚はあると思うので、展開次第で頑張ります。

決勝は、佐々木(悠葵)君の後ろ。

3着/松井宏佑(S1・神奈川113期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特9・二3・準3
G3優勝:2回(21年8月小田原)

(川越)勇星君の気持ちが伝わってきました。早めでしたが、踏み込みました。勇星君に離れないように、絡まれた時のことなど考えていて、後ろは確認できていませんでした。(最終3コーナー過ぎは)中井(太祐)さんに負けないようにと思って踏みました。最後は、郡司(浩平)さん、山崎(芳仁)に負けましたが、自分のやるべきことは最低限できたと思います。
決勝は、道場(晃規)君の後ろ。番手。初めてです。

11Rレース結果

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【奈良競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】

青板BS過ぎに木村弘が先頭に立つと、赤板で志田龍星がスパートして、木村を叩いて中部ラインが先手を奪っていく。3番手に木村、5番手に古性優作で打鐘を通過。最終HSから古性が捲りを打つと、最終2コーナーで志田マークの皿屋豊が番手捲り。皿屋と古性が並走のまま最後の直線に向くと、古性マークの三谷将太がゴール前で差し脚を伸ばし1着。2着に皿屋、3着に古性が入線した。

1着/三谷将太(S1・奈良92期)
今回成績:特4・二1・準1
G3優勝:1回(21年5月奈良)

1着は(古性優作が)頑張ってくれたおかげです。状態は、まだ良くないですが、しっかり頑張ります。

決勝は、古性(優作)君の番手。

2着/皿屋豊(S1・三重111期)
今回成績:一2・二1・準2
G3優勝:0回
 G3決勝:5回目(23年12月広島記念in玉野以来)

志田(龍星)君が、けれん味のない走りで飛ばしていってくれたので、負けたらいけない気持ちでした。(最終2コーナーは)間髪入れずいったのですが、(古性優作は)底力が違いますね。半分出られましたが、なんとか踏み勝てて良かったです。中部の力でここに来られたと思うので、中部の仲間の分まで決勝で走れるように頑張りたいと思います。

決勝は、単騎です。激しいレースになると思うので、チャンスを見逃さないように一発を狙って走りたいと思います。

3着/古性優作(SS・大阪100期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特2・二1・準3
G3優勝:13回(25年1月和歌山)

(最終HSからの)かかりは、全く良くないですね。今回は、この状態のままだと思います。
決勝は、自力自在で走ります。

12Rレース結果

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【最終日12R=S級決勝】
1/古性優作(SS・大阪100期)
2/郡司浩平(SS・神奈川99期)
3/佐々木悠葵(S1・群馬115期)
4/山本伸一(S1・奈良101期)
5/松井宏佑(S1・神奈川113期)
6/道場晃規(S1・静岡117期)
7/山崎芳仁(S1・福島88期)
8/皿屋豊(S1・三重111期)
9/三谷将太(S1・奈良92期)

並び想定は
1古性-9三谷-4山本
6道場-5松井-2郡司
3佐々木-7山崎
8皿屋(単騎)

レースは、古性優作の番手には、準決勝同様に三谷将太が付き、その後ろを山本伸一がまわる近畿3車ライン。
道場晃規の後ろは、松井宏佑、郡司浩平と並ぶ南関東の3車。
佐々木悠葵の番手は、山崎芳仁が付く群馬、福島の2人。
皿屋豊は単騎の競走となった。

連日動きのいい道場晃規が主導権をとると、番手の松井宏佑や郡司浩平に勝機が向きそう。とくに郡司は3開催連続のG3優勝が期待されるところ。
しかし、百戦錬磨の古性優作がラインの先頭でどう立ち回るかで、展開は大きく動きそうで、初日特選のような展開や混戦も予想される。また、大宮記念優勝で勢いのある佐々木悠葵にも注視が必要だろう。
333の奈良バンクを舞台に、一筋縄ではいかない激戦必至の決勝に注目です。

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\奈良G3(3日目)注目選手ピックアップ/
【3日目・5R=S級選抜】
「もが気合いを制し逃げ切り」
1着/藤田周磨(S2・埼玉117期)

(南潤を)叩けると思わなかったです。最悪2〜3番手に入れたら2、3着はあるかなと思ったし、南君は、ダッシュがあることは知っていたので、思い切り仕掛ければ番手が離れるかもしれないとも思いました。自分のタイミングでいけたので、思い切りよく仕掛けられました。ラインでワンツースリーは嬉しいです。初日は、力を出し切れなかったのですが、昨日、今日と自分のレースができたので、明日も自分のレースをしたいです。昨年、A級の時に優勝できているので、脚質的に合っているバンクなのかなと思います。

【3日目・7R=S級特選】
「うれしい1勝」
1着/佐々木豪(S1・愛媛109期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)

自力で走っていて、前を走っている気持ちが分かるので、できる限り残そうと思っていました。(町田太我は)打鐘を目掛けての動きがめっちゃ強かったですね。車間が勝手に空いていきました。ちゃんと抜けて良かったです。昨日は、勝つための先行。後ろで構えても、古性(優作)さんに睨まれて終わりなので、前に出るのが競輪と思いました。(他ラインの)自力は全部合わせたので、頑張った方だと思います。今年最初のレースで、後輩に1着をとらせてもらえて嬉しいです。ここまで、長い距離をいく練習ばかりしたので、高回転が弱い気がしました。そのあたりの練習もしようと思います。

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【奈良競輪のグレードレース・レポート】
万博協賛競輪G3(2024年)
優勝者: 大矢崇弘
奈良記念G3(2024年)
優勝者:三谷竜生
奈良記念G3(2023年)
優勝者:三谷竜生
奈良記念G3(2022年)
優勝者:松浦悠士
施設整備等協賛競輪(2021年)
優勝者:三谷将太
奈良記念G3(2021年)
優勝者:山田久徳
奈良記念G3(2020年)
優勝者:松谷秀幸
奈良記念G3(2019年)
優勝者:村上博幸
奈良記念G3(2018年)
優勝者:三谷竜生

(P-Navi編集部)

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