2025/02/06(木) 12:00
奈良競輪場において「万博協賛・開設74周年記念・春日賞争覇戦」G3が2月8日から11日までの4日間、開催される。S級S班からは平原康多、郡司浩平、古性優作が参戦予定。三谷竜生、三谷将太ら奈良勢も昨年ワンツーの再現を目指して奮闘する。この後に全日本選抜を控える選手も多く、333の短走路を舞台にしたスピード戦を制するのは、果たして……!?
◆初日の出走表(8日更新)はこちらでチェック
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古性優作が縦横無尽の走りで魅了
KEIRINグランプリ2024覇者の古性優作は、今年ここまで1月和歌山G3で優勝、次の松阪G3で決勝6着。松阪では二次予選、準決勝を連勝も、踏み出しをポイントに挙げていた。昨年の奈良G3決勝では近畿別線で、力勝負に出て7着。昨年以上の高みを目指して突き進む今、真骨頂である縦横無尽の走りで、今回もシリーズの中心を担っていくだろう。最高の結果を残して、次の全日本選抜に進みたいところだ。
三谷兄弟を中心に奈良勢の奮闘期待
昨年の奈良記念は近畿勢7車が決勝に進出を果たした。決勝は古性優作、脇本雄太、三谷竜生が別線勝負を選択し、三谷竜が混戦を捲りで断ち、三谷将太とワンツーを決めた。竜生と将太の奈良記念決勝の兄弟ワンツーは2018年以来2回目だった。三谷竜は今年、地元記念3連覇に挑む。三谷将は2021年に奈良でG3初優勝を遂げているが、その時は協賛競輪だった。もちろん、地元記念タイトルは欲しいところだろう。古性や三谷兄弟を中心に、今年も近畿勢が圧倒的な活躍を見せるのか注目だ。
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3週連続のG3優勝を目指す郡司浩平
郡司浩平が今週も記念開催に登場する。1月松阪G3は深谷知広マークから抜け出して優勝すると、中3日で参戦した1月高松G3の決勝では、道中で捌いて位置を確保すると、抜け出した犬伏湧也をゴール前で捕えて優勝。番手戦でも、自力戦でも、充実の動きを見せており、「グレードは関係なく、1着をどうすれば勝てるかを考えて走れていることが大きい」と自己分析。今回は連携実績豊富な松井宏佑、小原太樹とともに、神奈川を中心とした南関結束で好勝負を演じるか。記念3連続優勝の期待は高まるばかりだ。
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平原康多の巻き返しはあるか
S班に復帰した平原康多は、1月立川G3こそ決勝3着にまとめたが、次の地元大宮G3では準決勝で落車して欠場。昨年から落車が続いてしまっているだけに、まずはコンディション面は注視したいところだ。
その大宮G3を制したのが、群馬の佐々木悠葵。決勝は捲りで抜け出し、2022年10月の高松以来となる2回目のG3優勝を飾った。「今年はあまり狙わず、気合を入れずぎずにいった方がいいのかも」と、今回も冷静にチャンスを掴んで、上位争いに加わろう。
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めまぐるしい展開を抜け出すのは?
スピードバンクで一撃のパターンにはまれば北津留翼も侮れない。近況はやや勝率を落としてしまっているが、今回も軽視はできない存在であることに変わりはないだろう。九州からは、もうひとりの「つばさ」宮崎大空にも注目したい。昨年10月に特別昇級を果たした後も、12月松山G3でシリーズ2勝、直前の久留米F1で準優勝。まだS級優勝はないが、動向は注目したい。
北日本からは山崎芳仁、佐藤友和、小松崎大地らが参戦する。木村弘や坂本周作、五十嵐綾ら積極型の奮起で、チャンスは広がるか。
中四国勢は、町田太我、佐々木豪の自力型がカギを握りそう。ともに上位戦でも通用するスピードは有しているだけに、短走路も生かしつつ、上位陣に一矢報いるシーンに期待したい。
めまぐるしく展開が動いていくことが予想される、奈良333バンクのG3開催。まばたき厳禁のスピードレースが期待される4日間となりそうだ。
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【奈良競輪のグレードレース・レポート】
万博協賛競輪(2024年)
優勝者:大矢崇弘
奈良記念G3(2024年)
優勝者:三谷竜生
奈良記念G3(2023年)
優勝者:三谷竜生
奈良記念G3(2022年)
優勝者:松浦悠士
施設整備等協賛競輪(2021年)
優勝者:三谷将太
奈良記念G3(2021年)
優勝者:山田久徳
奈良記念G3(2020年)
優勝者:松谷秀幸
奈良記念G3(2019年)
優勝者:村上博幸
奈良記念G3(2018年)
優勝者:三谷竜生
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◆今開催の勝ち上がり
①S級9車立て・12レース4日制
◆初日
【初特選=1個レース】
1位〜9位(全員)→二次予選
【一次予選=11個レース】
1位〜4位(44名)→二次予選
5位から得点上位10名→二次予選
◆2日目
【二次予選=7個レース】
1位〜3位(21名)→準決勝
4位から6名→準決勝
※初特選出場の着上位選手から優先。
次に一次予選の着上位選手。
◆3日目
【準決勝=3個レース】
1位〜3位(9名)→決勝
※勝ち上がり表PDFはこちら
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◆奈良バンクの特性
バンクは周長333mで、みなし直線は38.0mで小田原に次いで全国2番目の短さ。小さくて丸いバンクで、最大カントも大きく、直線も短いため、先行が有利とされている。連対時の決まり手は、1着(逃35%、捲33%、差32%)、2着(逃19%、捲13%、差17%、マ51%)で、やはり逃げが多く決まっている。最高上がりタイムは2022年8月16日に太田海也が記録した8秒9。
※出場予定選手や戦績は2月6日現在。掲載写真は過去に別開催で撮影したものです。
(P-Navi編集部)