2021/11/06(土) 21:22
浜松オート(4日目)SG第53回日本選手権オートレース
【9R=準決勝戦】
*8周回 4,100m(良走路)
2・黒川京介がスタート先制するも、2周回3コーナーで1・金子がかわしていく。スタートで3番手につけていた5・荒尾は4周回目に黒川を捕らえて2番手に上がるが、抜け出した金子はペースよく逃げて、リードを保ったまま1着。8・木村武之が3番手に上がり、荒尾に迫るが、荒尾が2着を守り切り優出を決めた。
1着/金子大輔(浜松29期)競走タイム3.351
競走車名:サンクチュアリ ランク:S7
今節の成績:2着・3着・1着・1着
通算SG優勝回数:2回(2015年全日本選抜)
準決勝戦は今節3回目となる1枠スタート。「黒川君がコース乱れていた」ところを突き、早々に先頭へ躍り出た。「プレッシャーがあったので良かった」と優勝戦進出にホッとした表情。エンジン状態も(周りと)差はなかったとの評価している。日本選手権は3年連続の優出で、昨年は準優勝。枠番選択では予備抽選2番目で「1」を引き、枠番は「1」を選択した。再度インから上手くレースを展開して、優勝戦も「1着」で締めくくるか。今開催のポスターモデルも務めており、6年ぶり3回目となるSG制覇の期待が高まる。
2着/荒尾聡(飯塚27期)競走タイム3.359
チャリレンジャー(スポンサード選手)
競走車名:デフジャムAK ランク:S3
今節の成績:5着・1着・1着・2着
通算SG優勝回数:5回(2021年全日本選抜)
「何とか残れてよかった」と安どの表情で激戦を振り返る。木村武之が追い上げてきたが「来ているのはわかったし、ミスをしたらやられる。コースを守って走りました」と優出圏内をキープ。スタートも「良い位置が取れているし、悪くない」との手応え。昨年の日本選手権の優勝戦は落因に終わったが、1年後に再びリベンジの舞台が整った。タイヤは全日本選抜を優勝した実績あるものに交換し、相性抜群の浜松で、選手になった時からの夢である「選手権制覇」を結実させるか。
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【10R=準決勝戦】
*8周回 4,100m(良走路)
2・早川がスタートで抜群の飛び出しを見せて、逃げ展開に持ち込む。2番手は7・佐藤貴也がつけ、8・滝下隼平、3・中村雅人が続いていく。3周回BSで滝下が佐藤を捕らえて2番手に上がり、4周回目には中村も3番手に上がってくる。早川、滝下、中村の争いとなるが、早川が押し切って1着。2着に滝下で、中村は3着で優勝戦進出を逃した。
1着/早川清太郎(伊勢崎29期)競走タイム3.361
競走車名:シナモン ランク:S6
今節の成績:4着・4着・1着・1着
通算SG優勝回数:0回
相性が良くなかった浜松走路で、SG優出を決めたことに本人も驚きを隠せない。「最高の展開を作れました」と今節のスタートも切れている。今年はSGで苦戦が続いて、昨年のスーパースター王座決定戦以来、ここまで優出ゼロ。今年のスーパースター王座決定戦トライアル戦に出場するためのポイントを持っていない緊急事態であったが、今回の日本選手権でビッグチャンス到来となった。エンジン状態は「今日が一番」だが、さらに策を練って整備に着手する。もちろん狙うのは「SG初制覇」だ。
2着/滝下隼平(飯塚28期)競走タイム3.361
競走車名:S・ラセツ ランク:S24
今節の成績:8着・1着・2着・2着
通算SG優勝回数:0回
初日の選抜予選は8着スタートだったが、2日目から好走連発。準決勝戦10レースは試走3.27で中村雅人と並ぶ一番時計タイ。8枠だったが、一気の飛び出しで好展開を引き寄せた。SG優出は2014年の伊勢崎オートレースグランプリ以来、7年ぶり。ロッカーでは選手から祝福されて笑顔満面のシーンも。SG優出を叶えたエンジンは「このままで良いです」。枠番選択は7番目だったが、大外8枠を選んだことが吉と出るか。「あきらめずに頑張りたい」。スーパースター王座決定戦トライアル戦の逆転出場なるかにも注目だ。
※通算SG優勝回数の( )は直近のSG優勝開催
【11R=準決勝戦】
*8周回 4,100m(良走路)
インからスタートを決めた1・有吉辰也がレースの主導権を握っていく。2番手につけた2・鈴木圭一郎だったが、有吉の巧みな走りの前に仕掛けきれない。試走一番時計だった8・高橋貢は3周回で3番手に浮上して前を追う。有吉、鈴木、高橋の3車が抜け出す展開となるが、有吉が8周回を逃げ切って1着。最終周回で高橋は鈴木のインに入って逆転かに、ゴール前で鈴木が伸び返して2着入線した。
1着/有吉辰也(飯塚25期)競走タイム3.339
競走車名:キックアス ランク:S14
今節の成績:1着・3着・1着・1着
通算SG優勝回数:3回(2012年全日本選抜)
代名詞である「カミソリスタート」が準決勝戦でもさく裂した。「(鈴木圭一郎、鈴木宏和の)スタートが早いから、もうフライング覚悟で行きました」。トップで1コーナーに入ると、あとは8周回を見事に逃げ切った。「エンジンもよい仕上がりだった」と笑顔でレースを振り返る。SG優出は9月の全日本選抜に続いて今年2回目。前回は7着で2ポイントどまりだっただけに、ポイント上積みは絶対条件。「優出できたのでチャンスがありますね」。スーパースター出場だけでなく、4枠から得意のスタートで9年ぶりのSG制覇も視野に入る。
2着/鈴木圭一郎(浜松32期)競走タイム3.341
競走車名:カルマ3K ランク:S2
今節の成績:1着・1着・6着・2着
通算SG優勝回数:9回(2021年オールスター)
「差されたと思いました」というほど最後は際どいゴール前勝負となったが、2着で優勝戦の進出が決まった。道中は「余裕あったけど、内に向けたら進まなかった」とのことで、有吉の巧みなレース運び、追い上げてくる高橋貢の間で「一杯、一杯でした」。スーパーライダー戦からクランクを戻し、エンジンの評価自体は「悪くない」。浜松での日本選手権は2016年、2017年に連覇した実績がある。「久しぶりに日本選手権を獲りたい」と、優勝戦に向けて今回もチャレンジャー精神で挑む構えだ。
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【12R=準決勝戦】
*8周回 4,100m(良走路)
スタートで1・青山周平が先頭に立ち、5・篠原睦、さらに8・永井も大外からカマシて3番手の好ポジションを得る。永井は2周回で篠原をかわして2番手に上がると、2・伊藤信夫も続いて3番手に浮上する。逃げる青山に対して、永井は周回ごとに差を詰めていく。5周回目に永井が青山を捕らえて一旦は先頭も、青山も即反撃に転じて再度逆転。両者のつばぜり合いに、3番手から伊藤が虎視眈々と仕掛けの機を狙う。6周回3コーナーで永井が青山のインを攻めて再び先頭を奪還すると、そのまま1着ゴール。伊藤も迫るが、青山が2番手で優出切符を手にした。
1着/永井大介(川口25期)競走タイム3.337
競走車名:ダビド・ビジャ ランク:S15
今節の成績:1着・1着・4着・1着
通算SG優勝回数:15回(2018年スーパースター王座決定戦)
初日から連勝もスーパーライダー戦は4着。「半年乗っていたピストンを交換した」ことでパワーが戻り、青山周平との熾烈なマッチレースを制してシリーズ3勝目を決めた。「1対1だから何とかなりました。ごちゃついたら、後ろも警戒しないといけないので」。エンジン自体も青山との比較で「強めだった」と振り返る。枠番選択では3枠を選んだが、今節は7878と外枠オンリーだっただけに、スタートタイミングは気になるところ。日本選手権は2010年から3連覇、通算4度制している実績ある大会。3年ぶりのSG制覇で、復活をアピールしたい。
2着/青山周平(伊勢崎31期)競走タイム3.346
競走車名:ハルク・73 ランク:S1
今節の成績:2着・1着・1着・2着
通算SG優勝回数:9回(2021年グランプリ)
準決勝戦では「負けないように頑張ったけれど…」永井大介に逆転を許して2着。それでも優出メンバーの中でただ1人、今節オール2連対で勝ち上がってきた。前回のSG全日本選抜でグランドスラムを達成、伊勢崎でのNo1決定戦も連覇して、今回は2年ぶり3回目の日本選手権制覇を狙う。エンジンは「悪くはないけれど、みんなが上がっているので足りない。底上げが必要です」。優勝戦に向けて、さらに上積みを求めていく。0mオープンの7枠からNo1が、SG制覇2ケタの大台に乗せるか。
※通算SG優勝回数の( )は直近のSG優勝開催
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【最終日・12R=優勝戦】
*10周回 5,100m 0mオープン戦(枠番選択)
1/金子大輔(浜松29期)12位→1
2/早川清太郎(伊勢崎29期)3位→2
3/永井大介(川口25期)14位→3
4/有吉辰也(飯塚25期)25位→4
5/荒尾聡(飯塚27期)9位→5
6/鈴木圭一郎(浜松32期)1位→6
7/青山周平(伊勢崎31期)2位→8
8/滝下隼平(飯塚28期)13位→7
名前横の数字は、優先順位→予備抽選で引いた選択順番
まず準決勝戦1着の4選手から、優先順位の順番に予備抽選をして、枠番の選択順が決定。準決勝戦2着選手も同様に予備抽選、枠番選択をしていく流れ。1番目の選択権を引いた金子が1枠をとると、そこからは選択順に内から埋まっていったが、7番目の滝下が8枠を選んだことで、8番目の青山が7枠に入った。
気になる天候は、にわか雨の可能性もややあるが、日中は晴れ間がのぞく予報が出ており、良走路での決戦が見込まれている。優勝戦・第12レースは、16時15分が発走予定時刻。0mオープンの10周戦で争われる極限のスピードバトルをお見逃しなく!
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◆スーパースター王座決定戦トライアル戦・出場権争い◆
【2021年SG優勝者】
荒尾聡、鈴木圭一郎、篠原睦、青山周平
【各場競走成績1位】
中村雅人、青山周平、鈴木圭一郎、荒尾聡、佐々木啓
【SG・プレミアムカップ優勝戦ポイント】
1 永井大介 25P
2 伊藤信夫 19P
3 黒川京介 11P
4 重富大輔 10P
5 若井友和 8P
6 佐藤摩弥 7P
7 木村武之 6P
8 金子大輔 5P
9 佐藤貴也 5P
10 新井恵匠 3P
11 春本綾斗 3P
12 有吉辰也 2P
13 鈴木宏和 2P
14 田中 茂 1P
15 岡谷美由紀 1P
16 笠木美孝 0P
※SG優勝者、競走成績1位を除く
※ポイント同数の場合は、SG優出数が多い選手、SG優勝戦の責任事故回数が少ない選手、SG優勝戦における着順位の合計が少ない選手、選考審査期間(2021年1月1日~10月31日)の全国競走成績の上位者の順で、順位が決まる。
SG優勝戦のポイントは優勝:SS出場権獲得、2着:15P、3着:10P、4着:7P、5着:5P、6着:3P、7着:2P、8着:1P(※責外2P、責任0P)が付与される。
優勝戦メンバーでSS出場が確定しているのは、荒尾、鈴木圭、青山の3名。ポイントで永井も当確だろう。ここまで金子が5Pで、有吉は2Pポイントを獲得しており、現段階で有吉はトライアル圏外なので、出場するためにポイント上積みが必要。早川、滝下の2名はポイントゼロなので一発逆転の出場を狙うことになる。
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今年のSGレポートはこちらから
9月飯塚全日本選抜(最終日)
9月飯塚全日本選抜(4日目)
8月伊勢崎グランプリ(最終日)
8月伊勢崎グランプリ(4日目)
4月川口オールスター(最終日)
4月川口オールスター(4日目)
2月浜松全日本選抜(最終日)
2月浜松全日本選抜(4日目)
過去の日本選手権オートレースレポートはこちら
第52回(2020年川口)優勝者:森且行
第51回(2019年飯塚)優勝者:青山周平
SG第53回日本選手権オートレースの特設サイトを公開中!
最終日には熟知王さん、森泉宏一さん、ARISAさん、データ班による優勝戦予想も掲載します!
特設サイトはこちらより、ご覧ください!(P-Navi編集部)