飯塚SG(最終日)レポート

2019/11/04(月) 20:57

飯塚SG(最終日)レポート

2019年11月4日

飯塚SG(最終日)第51回日本選手権オートレース

【12R=SG日本選手権オートレース優勝戦出場メンバー】
0mオープン5,100m

1/青山周平(伊勢崎31期)ハルク・73/試走3.29
2/永井大介(川口25期)セプテンバー/試走3.31
3/荒尾聡(飯塚27期)デフジャムAK/試走3.34
4/鈴木圭一郎(浜松32期)カルマS5K/試走3.29
5/佐々木啓(山陽23期)レノファ/試走3.30
6/金子大輔(浜松29期)Jジョーンズ/試走3.31
7/浦田信輔(飯塚23期)パンジャA/試走3.30
8/丹村飛竜(山陽29期)ヒシャカク/試走3.30

オール0mオープンで行われるSG日本選手権オートレース。
ハンデなしだからこそスピード、さばき、スタート力。
そして、枠番の運まで全ての実力が問われることになる。
飯塚での日本選手権は5年ぶりの開催となり、トップレーサー96名による5日間の極限バトルが繰り広げられた。
4日目の準決勝は2レースで落車が起こる大激戦。
9Rから順に、永井大介(川口25期)、佐々木啓(山陽23期)、青山周平(伊勢崎31期)、鈴木圭一郎(浜松32期)が1着で勝ち上がった。
日本選手権連覇の期待が懸かる青山。
そして、4連勝で完全Vに王手を懸けた鈴木の両者が今節もシリーズを引っ張った。
また、同時に年末のスーパースター王座決定戦トライアルへの出場権争いも今開催で決着。
ポイント的にギリギリだった永井、一発逆転での出場権獲得を目指す佐々木と金子大輔(浜松29期)の争いにも注目が集まった。

優勝戦は良走路、試走で共に3.29のトップタイムを叩き出した1・青山と4・鈴木が人気を二分した。

レースは1・青山がスタートタイミング0.06で飛び出して先行。早くも逃げ態勢に持ち込んでいく。
2番手は2・永井、3番手に5・佐々木が続き、4・鈴木は4番手につける。
1・青山の逃げで、後続は膠着(こうちゃく)状態となり、4・鈴木も仕掛け切れないまま。

7周回目に5・佐々木が2・永井のインに飛び込んで2番手に浮上。

さらに5・佐々木は車速を活かして1・青山との差を縮めていくが、コースを譲らずに1・青山が逃げ切り優勝。
2着に5・佐々木、3着は最終周回で2・永井を捕らえた4・鈴木が入線した。

これで日本選手権オート連覇の偉業を達成した1・青山。
「(連覇は)気にしていない」と、意に介することなく平常心を貫いていたが、表彰式で多くのファンからの祝福を受けると「連覇達成は非常に嬉しいです!」と、満面の笑顔で応えた。
勝因は何といってもスタートだろう。
「いつも通り平常心で、スタートいかないと厳しいと思っていた。集中して、自分を信じて頑張りました。昨日と同じか、それ以上に切れましたね」
道中は「なるべくペースが落ちないように。最後はペースが落ちてしまいましたけどね」と、振り返るが、最高のエンジンと最高のタイヤが10周回の逃走劇を導いた。
この日本選手権を終え、年末のスーパースター王座決定戦トライアル戦出場16選手が決定した。
青山は4年ぶりの制覇が期待されるが、平常心を崩さぬまま「エンジンとこの勢いを保てるように」と、これからも一戦、一戦に向き合っていく。

優勝/青山周平(伊勢崎31期)
凄く嬉しいです!
スタートは完璧で、そのあとはエンジンもタイヤもすごく良かった。
最近の中でも最高の状態でレースができたので良かったです。
(道中は)余裕はなかったですが、昨日からちょっと微調整をしました。
それが当たればいいなと思っていたら、当たった感じですね。
(日本選手権は)自分にとっては常に0mオープンなので、ハンデ戦より有利かなと思います。
周りの方からも色々アドバイスをいただいていますし、これからも人としても成長したいし、選手としても成長していきたいです。
今後も懸命に頑張りますので、オートレースを楽しんで下さい!

そして、前述したように年末のSG第34回スーパースター王座決定戦トライアル戦への出場選手が決定した!

【SG優勝】
荒尾聡(飯塚27期)16大会連続16回目
青山周平(伊勢崎31期)7大会連続7回目
鈴木圭一郎(浜松32期)5大会連続5回目

【各場成績第1位】(*SG優勝との重複除く)
中村雅人(川口28期)13大会連続13回目
松尾啓史(山陽26期)2大会ぶり9回目

【SGプレミアムカップ優勝戦得点】
高橋貢(伊勢崎22期)13大会連続22回目
吉原恭佑(伊勢崎32期)3大会ぶり2回目
早川清太郎(伊勢崎29期)4大会連続6回目
佐々木啓(山陽23期)10大会ぶり6回目
丹村飛竜(山陽29期)2大会連続2回目
永井大介(川口25期)12大会連続16回目
佐藤貴也(浜松29期)3大会連続6回目
浦田信輔(飯塚23期)2大会ぶり18回目
田村治郎(伊勢崎30期)4大会ぶり2回目
佐藤摩弥(川口31期)初出場
金子大輔(浜松29期)10大会連続11回目

佐々木啓、金子大輔が勝負駆けを成功して、逆転出場を決めた。
さらに佐藤摩弥が女子レーサー初となるトライアル戦出場になる。

佐藤摩弥(川口31期)のコメント
正直、実力以上の結果なのであまり実感はないです。
凄く楽しみという感じ。
凄いメンバーですが、決定戦に進むことがまずは目標。(P-Navi編集部)

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