2025/08/23(土) 22:02
松戸競輪場のナイター「開設75周年記念・燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯(GIII)」が23日に初日を開催。一次予選6Rを走った塩島嵩一朗に話を聞いた。
6月に3場所連続完全Vによる特別昇級でS級に上がり、今回は初のGIII参戦となった。慣れぬ9車立てとあって対応できるか心配されたが、そんな不安も何のその。
「詰まったところで仕掛けようと決めていました。神山(拓弥)さんに2発もらってきつかったけど、ただただ踏むだけだった」と振り返ったレースは、8番手からのホームまくりがキレイに決まり、逃げた小畑勝広が「塩島君は強いのは聞いていたけどあんなに行かれてしまうとは…」と脱帽したブッチギリの運びだった。
これまでは7車立てが中心で9車立てを走ったのは3月玉野のルーキーチャンピオンのみ。それでも「ラインのできた9車立ては初めてでしたが、何かわからないけど気楽に挑めました」と余裕の表情だった。
今シリーズは心強い援軍がおり、普段からノビノビ過ごせていることも自信を持って挑める要因だ。「兄弟子の青野(将大)さんや練習でお世話になっている郡司(浩平)さんも一緒。今回はお二人の前で走ることを目標にしています。しっかりしたレースで勝ち上がって任せてもらえるように」。
2日目、二次予選は染谷幸喜、武井大介ら地元勢を背負い自力で戦う。郡司や青野は大本線に目されており準決へ勝ち上がる可能性は極めて高い。目標を遂げるためにはまずは塩島が勝ち上がらねばならず、ここが正念場だ。(netkeirin特派員)