浜松SG(4日目)ピックアップ

2021/02/22(月) 21:29

浜松SG(4日目)ピックアップ

2021年2月22日

浜松(4日目)SG 第34回全日本選抜オートレース

【9R=準決勝戦】
*8周回 4,100m(良走路)

大外枠から8・荒尾聡が豪快なカマシを決めて、一気に主導権を握る。
2番手は内枠から1・若井友和が続いていく。
スタート決めた荒尾が周回ごとに後続との差を広げて1着ゴール。
7・金子大輔が若井の内に入り、一旦は2番手に浮上するも、すぐさま若井が再逆転。
6・高橋貢も加わって、2着争いは熾烈な争いとなる。
だが、若井が抑え切って2着、3着に高橋が入着した。


1着/荒尾聡(飯塚27期)競走タイム3.354
競走車名:デフジャムAK ランク:S3
今節の成績:1着・2着・2着・1着
「8枠なので思い切っていきました」と、大外から切れ味鋭いスタート。
そして、優出一番乗りを決めた。
終わってみれば競走タイム3.354は一番時計だった。
年末のSS王座決定戦では青山周平、鈴木圭一郎の前に3着。
今回の優勝戦は両者を内に見ての3枠。
全日本選抜の優出は2018年以来で、その時は準優勝だった。
今年のテーマである「スタート」を決めて、昨年のオールスター以来、通算5回目のSG制覇を狙う。


2着/若井友和(川口25期)競走タイム3.373
競走車名:モエルトウコン ランク:S18
今節の成績:2着・5着・3着・2着
今シリーズは未勝利ながら準決勝戦も1枠から粘りに粘って2着。
「2周目で荒尾君のスピードが違かったので、後ろを抑えるレースになったが、最後まで自分のレースは出来た」
守り切った2着優出に笑顔を見せた。
優勝戦は8枠になったが、「やる気だけは誰にも負けない」と。
真骨頂である最後まで諦めない走りで優勝争いを賑わせたい。
SG優出は2019年8月のグランプリ以来。
優勝ならば17年ぶり2回目の制覇となる。

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【10R=準決勝戦】
*8周回 4,100m(良走路)

4・黒川京介がフライング。
2本目のスタートは内から1・鈴木宏和が飛び出し、3・伊藤信夫が2番手、5・佐々木啓が3番手に。
1周回3コーナーで伊藤が鈴木の内に入って先頭に立つと、佐々木も続く。
3番手には6・早川清太郎が上がってくる。
伊藤がそのまま佐々木を振り切って1着。
2着に佐々木が入り、早川をかわした8・中村友和が3着に入線した。


1着/伊藤信夫(浜松24期)競走タイム3.368
競走車名:ワント ランク:S12
今節の成績:1着・2着・2着・1着
昨年のグランプリで13年ぶりのSG制覇を果たして復活。
地元SG戦でもオール連対の安定感で、シッカリ優出を果たした。
準決勝戦はスタートを決めて抜け出した。
だが、「ペースが上がらず、ズーッと、後ろから音が聞こえていた」と、回顧。
優勝戦に向けては「勝負にならないので、手を入れていく」とのことで、整備に着手する構え。
優出メンバーでは最年長の48歳。
進化を続けるレジェンドレーサーが地元で通算6回目SG優勝を目論む。


2着/佐々木啓(山陽23期)競走タイム3. 競走車名:リアン ランク:S8
今節の成績:2着・2着・1着・2着
フライングがあったが、「スタートは2回目の方が良かった」と、好ポジション奪取に成功。
2番手につけて機を伺う展開。
「(伊藤が)コースを外さなかった。いけるところを待っていたが、ミスしませんでした」
そのようにレースを振り返る。
レース脚自体は「自分なりには良かった」との評価。
あとは今節、2R・5R・5R・10Rと、最終レースに近い時間帯のレースを走っていない。
よって、どこまで合わせられるかも鍵になろう。
今回の優勝戦メンバーでは唯一、SGタイトルを手にしていない。
初制覇へ、まずは6枠から渾身のスタート攻勢に出たい。

【11R=準決勝戦】
*8周回 4,100m(良走路)

内枠勢の1・三浦康平、2・中村雅人がスタートを決める。
5・鈴木圭一郎は3番手の好ポジションにつけた。
3周回3コーナー、中村が三浦を捲って先頭に立つと、鈴木も三浦を捲って中村を追う。
逃げる中村、追う鈴木で前団争いが展開される。
だが、最終周回1コーナーで鈴木が中村をかわして首位を奪取。
1着の鈴木、2着の中村が優出切符を手にした。
4周回目、3番手に上がった6・浦田信輔が3着。


1着/鈴木圭一郎(浜松32期)競走タイム3.368
競走車名:カルマ3K ランク:S2
今節の成績:1着・1着・1着・1着
「手応えあった」という試走は3.27で、この日のトップタイム。
中村雅人を最終回で捕えて、無傷の4連勝で優出を決めた。
今節は前人未踏の全日本選抜5連覇なるかが話題を集めている。
ロッカーに引き上げた時もまずは安堵の表情。
マシンは「手前のトルク感が欲しい。10周回なので、レース脚を重視したい」と。
優勝戦まで入念に仕上げていく。
準決勝戦後の枠番選択では選択順1番目で、1枠を選んだ。
「今日よりも良いレースして、優勝できるように頑張りたい」。
最内枠から10周回を支配するか。


2着/中村雅人(川口28期)競走タイム3.371
競走車名:KOモンソン ランク:S6
今節の成績:1着・5着・1着・2着
準決勝戦は2枠から好スタート、逃げ展開に持ち込んだ。
「一杯、一杯な感じでした」
そう振り返るように、エンジンは「全体的に足りていない」とのこと。
今節は地元戦を連続完全優勝して、好リズムのまま乗り込んできた。
既にグランドスラムは達成しているが、SG制覇は2016年のグランプリ以来、遠ざかっている。
「(マシンを)もっと良くして、今日みたいなスタートを切っていきたい」
SG通算7回目、全日本選抜は2016年2月以来2回目の優勝を虎視眈々(こしたんたん)と、狙っていく。

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【12R=準決勝戦】
*8周回 4,100m(良走路)


4・青山周平がスタートで内枠勢を飲み込み、早くもレースの主導権を握る。
2番手には6・藤岡一樹が続くが、7・木村武之が1周回3コーナーでかわして、青山を追う。
青山と木村のマッチレースとなるが、最後まで木村の攻めを凌ぎ切った青山が押し切って1着。
2着に木村、3着には藤岡が入着した。


1着/青山周平(伊勢崎31期)競走タイム3.363
競走車名:ハルク・73 ランク:S1
今節の成績:1着・1着・1着・1着
スタート先制して、8周回を先頭で走り抜けた。
これで鈴木圭一郎と並んで、今節は4連勝。
準決勝戦を3日目と同じセッティング、タイヤで臨んだ。
だが、「昨日より跳ねた」と、課題は解消せず。
優勝戦に向けても「何とか直して、良いレースできるようにしたい」
跳ね解消に取り組む。
この全日本選抜を優勝すればSGグランドスラム達成。
史上6人目の快挙なるか、ナンバーワンが本領を発揮する。


2着/木村武之(浜松26期)競走タイム3.366
競走車名:ワント ランク:S24
今節の成績:2着・3着・1着・2着
準決勝戦は青山と並ぶ試走3.28をマーク。
「今日の感じが一番良かった」と、手応えを感じた。
「周平は跳ねて、ペースが上がっていなかった」
逃げる青山を追う展開になったが、抜くまでには至らなかった。
優勝するためには「全体的にパワー不足だと思います」と、判断。
決戦までに底上げを図っていく。
昨年12月の山陽G1では鈴木、青山を相手に、優勝を遂げている実力者。
2013年の日本選手権以来となる通算4回目のSG制覇を地元で成し遂げるか。

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【12R=SG第34回全日本選抜オートレース・優勝戦】
*10周回 5,100m 0mオープン(枠番選択)
1/鈴木圭一郎(浜松32期)選択順1位
2/青山周平(伊勢崎31期)選択順2位
3/荒尾聡(飯塚27期)選択順3位
4/伊藤信夫(浜松24期)選択順4位
5/木村武之(浜松26期)選択順6位
6/佐々木啓(山陽23期)選択順5位
7/中村雅人(川口28期)選択順7位
8/若井友和(川口25期)選択順8位

枠番は準決勝戦1着の4選手から、予選レースの平均得点上位より選択。
平均得点が同点の場合は優先順位上位選手が上位となる。
鈴木と青山は共に連勝、平均得点が16点だったが、優先順位は鈴木が1位、青山が2位。
また、荒尾と伊藤も13.3点で並んだが、こちらも荒尾が3位、伊藤が6位で、選択順位が決定した。
青山のグランドスラム、鈴木の同一SG5連覇など、話題豊富な優勝戦。
4日目は気温19度と、日差しもかなり強かった。
しかし、最終日は最高気温14度と、前日よりも気温は低い予報が出ている。
優勝戦の時間帯は4日目よりも冷え込むことが予想される。
また、雨の心配はなさそうで、良走路で今年最初のSG優勝戦が迎えられそうだ。(P-Navi編集部)

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