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『森泉宏一の実況天国』Vol.12

2019/05/16 (木) 14:12

『森泉宏一の実況天国』Vol.12

私事ではございますが、この5月8日に35歳の誕生日を迎えました。
30代も後半に差し掛かりましたが、全くもって成長しておらず、反省の日々です。
とりあえずのところ「時代が悪いっ!」と、お得意の他人のせいにしておきます。
……やはり、反省していないようです(苦笑)。

誕生日の翌日は長年の友人が焼肉をごちそうしてくれました。
普段はなかなか足を運ぶ機会もない『○○牛』と、書かれた高級な肉を置いているお店。
友人とは言え、遠慮気味に注文しようとすると
「せっかくだから気にするな」
そんな頼もしい一言。
これに甘えて、競輪風で言う“S級S班”クラスの肉を注文(笑)。
はい!存分に堪能した次第です。

こんな私ではありますが、今後とも変わらずに接していただければと、思います。

さて、世間は新しい元号になり、さすがに「令和初の〜」というフレーズも一段落しているようで。
そんな令和になる直前、4月27日からオートレース界ではSGオールスターが行われました。
ファン投票で選ばれた選手による夢の祭典。
今年は静岡県浜松市にある浜松オートレース場で賑々しく開催されました。
実は私もこのオールスターにお呼ばれしまして、馳せ参じてきた次第です。
オールスターということで、MC陣も数多くのアナウンサーを呼ぼうじゃないかということで、場内イベントのMCは連日、様々なアナウンサーが起用されました。
そんな中、私は3日目と4日目にご指名いただきました。

3日目当日、新幹線で移動。
30代半ばになっても、新幹線に乗ると、なぜだか自然に高揚感が湧き出てくるタイプです(笑)。
世間は“超”が付く大型連休。
朝早い時間帯とは言え、かなりの混雑ぶりでありました。
(同じ車両で浜松へ向かわれていたオートレースファンの方もいらっしゃいました)

ほぼ開門の時間に現地へ、この時間から多くのファンの方で賑わっておりました。
私の担当した2日間はお笑いタレントのタブレット純さん、さらには浅香唯さんも来場され、ライブで盛り上げていただきました。
タブレットさんの甘い歌声に会場の奥様方はメロメロに。
そして、浅香唯さんはライブ、私も大好きな「C-girl」などを熱唱。
会場の盛り上がりは物凄いものがありました!!

そして、両日、浜松オートのレースヴィーナスであるASAHIさんと私のトークショーも行われました。
本番前、ヴィーナスに「打ち合わせを……」と、振ると。。。
「えっ、打ち合わせなんてないですよ。緩〜いトークショーなんで」
というご返事。
そう言えば、浜松オートの施行者さんも開口一番で「緩いので」と、おっしゃっていましたね(苦笑)。

4日目には準決勝戦を勝ち上がった選手たちの優勝戦出場選手インタビューも担当。
SGという大舞台、貴重な経験をさせていただきました。

本来であれば、この4日目までが担当。
当日中には帰る予定でしたが、トークショーで「残留宣言」をしてしまったため(笑)、最終日はプライベートで観戦。

車券はまずまずの成果。
場内グルメも堪能して、さあ優勝戦!

優勝戦発売中、場内でCS放送を観ていました。
控え室に向かう選手の様子が映し出されます。
デビューから2年も経たずにSG初優出となった黒川京介選手(川口33期)。
同じくSG初の優勝戦メンバー入りとなった吉原恭佑選手(伊勢崎32期)。
そこに荒尾聡選手(飯塚27期)が現れました。
この時点で一番人気の荒尾選手。
その荒尾選手なのですが、控え室に入る直前、床に落ちていたゴミに気付き、それを拾ってから室内へ入ったのです。
この荒尾選手の行動がズーッと、私の頭の中に残っていました。
もちろん、私も荒尾選手から車券を購入していましたが、この行動を見て、さらに買い目を増やすっ!

そして優勝戦!
結果はご存知の通り、その荒尾選手が独走!
一番人気に応えてSG3度目、令和初のSG優勝を飾りました。

うーん、良い笑顔ですね。
「今回一番人気で優勝しようと思い、一番人気になるために、試走から圧倒するくらいのタイムを出そうと」
そんなコメントが非常に印象的でした。

優勝戦後の帰りの新幹線では、荒尾選手の振る舞いを見習って!?
私も自分のものではないゴミを拾ってゴミ箱へ。
今のところ効果なし(苦笑)。

そんな1回だけやったところでダメですよね。
大舞台でも周りがシッカリ見えて、なおかつ普段からされているであろう行動があの大一番の前でも出たんだろうなと。
個人的に初めての仕事だったことに加え、荒尾選手の行動が私の心に刺さった浜松出張でした。

浜松は仕事では初めての現場。
それにも関わらず、たくさんの方々にお声をかけていただき、お土産まで頂戴しました。
本当にありがとうございました!!

尚、今回は「アナウンサーになったキッカケ」シリーズはお休みです。
その代わりにお知らせで締めたいと思いますっ!

5月26日(日)にサテライト成田さん内にありますオートレース成田さんにて、私、森泉宏一による大予想会が開催されます!

3月にオートレース石狩さんで行われました予想会は対決形式でしたが、今回は単独での出演!
これが自身2度目となる予想会出演なので、まだまだ不慣れなところもありますが、解説でも評論家でもなく、あくまで「予想パネラー」です。
何卒温かい目で見守っていただけたら幸いでございます。
オートレース石狩さんではレースの模擬実況もありましたが、今回はどうでしょう!???

今のところそういった話しにはなっておりませんが、お許しが出ましたら是非!

【略歴】


森泉宏一(もりいずみ・こういち)
1984年5月8日生まれ
東京都出身 広島県・富山県育ち

父親の影響もあり、学生時代は野球に打ち込む
25歳の時、ボートレースで公営競技実況デビュー
2017年4月から伊勢崎オートでオートレース実況を始める
公営競技実況の他、プロアマの野球実況
さらにはイベントや展示会の司会
広告モデルや話し方教室講師などでも活動
野球好きの選手からの誘いもあり、
伊勢崎オートの野球チーム「キラッツ」に入部
しかし、デビュー戦において投手で二桁失点を喫する
その為に最近、オートレース界隈でその実力が疑われている
某選手からの「投げるスタミナがあるだけで助かっている」
という慰めの言葉が唯一の救い

実況天国

森泉宏一

生まれは東京、育ちは広島、富山。学生時代に喋りの仕事を志し、2009年にボートレース実況でアナウンサーデビュー。2017年からはオートレース実況も始める。現在はYouTube配信番組などの出演も多く、「チャリロト劇場 燃えろ!!オートレース」出演時はMCも務める。パーフェクタナビでは「森泉宏一の実況天国」コラム連載中。プライベートでは2022年に年間100本の万車券的中を達成。試走タイムが出ない選手や逃げが得意の選手を好む傾向にある。公営競技を含めた日々の仕事の様子などを投稿している「森泉宏一のモーリーチャンネル」も絶賛更新中。

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