ルーキー・太田海也(23歳・岡山=121期)が、17日に最終日を終えた奈良競輪「西日本カップ　秋篠賞(FI)」のA級戦で完全優勝を決めた。同時に、同開催で3場所連続の完全優勝を達成し、18日付けでS級2班へ昇級となった。

　ナショナルチームでも活動している太田は、7月に伊豆ベロドロームで行われた「ジャパントラックカップII」の男子スプリントで優勝。競輪と自転車競技の2つのステージで活躍中の大型新人だ。

　養成所を早期卒業し、デビュー9連勝で早々にA級2班へ特昇。しかしその後は、レース中止や失格、連勝での勝ち上がりの末に優勝を逃すなど、S級昇級への道はスムーズにはいかなかった。

　しかし今回の奈良競輪では、準決勝でバンクレコードを更新するなど強さを発揮。決勝は、前受けから引いて打鐘でスパート。前団を飲み込みしっかり逃げ切って快勝、文句なしの9連勝を決めた。

　先日デビュー27連勝を達成し連勝記録(※1997年以降)を塗り替えた中野慎詞に続き、121期のスーパールーキーが、いよいよS級戦に乗り込む。

【昇級日】

2022年8月18日付

【成績】

広島競輪「オッズパーク杯(FII)」
2022年5月19〜21日
予選:1
準決:1
決勝:①

玉野競輪「桃太郎杯争奪戦(FI)」
2022年6月1〜3日
予選:1
準決:1
決勝:①

奈良競輪「西日本カップ　秋篠賞(FI)」
2022年8月15〜8月17日
予選:1
準決:1
決勝:①