2022/08/15(月) 08:15 0 4
スター候補が多い117期。GIIを優勝している山口拳矢もまだ成しえていなかったGI優出を寺崎浩平が決めた。しかも4着入線ながら、荒井崇博の失格で最後のイスに滑り込み。“持ってる”男だ。
「正直嬉しい。最後の4コーナーを回ってからは直線が長く感じた。新田(祐大)さんと吉田(拓矢)君が踏み合っていて判断に困ったけど、しっかり踏み切れた。スピードの乗りは良かったと思う。でも最終BSでは脚が残ってなくて、4コーナーは残れると思って回ってなかった。古性(優作)さんのおかげですね」。
前検日の前日まで競技大会に参加して「疲労がピークだった」中での久々の競輪参戦。それが1度も確定板を外さないまま決勝まで勝ち進んだ。13日が中止順延になったのもプラスに働いただろう。初のGI決勝は完全優勝が懸かる脇本雄太の前回りだ。
「GIの決勝で前を任せてもらえた。自分の役割を果たすだけ。自分のやれる事をやって、ラインから優勝者を出したい」。
既にグランプリ出場を決めている脇本と古性優作を引き連れて猛然と風を切る構えだ。(netkeirin特派員)