2022/08/01(月) 08:00 1 3
レースは、鐘2センター5番手に位置した奥井迪より先に最後方の萩原瑞生がスパート。併せて出る奥井迪が番手に嵌まる形からすかさず捲って貫禄勝ち。萩原は6着だった。
「この辺で来ると分かっていたし、立ち漕ぎの準備をしていました。分かっていたけど応戦できませんでした。でも奥井さんと走れて良かった。このクラスは、このスピードなんだと実感できました。幸せです」。あえなく撃沈した萩原だが、レース後は清々しい表情。
そして奥井と話せたようで「奥井さんにアドバイスまでいただきました。本当に走れて良かったです。あぁ、何度も言っちゃってますけど。興奮しています」と、余程嬉しかったようだ。
新人の挑戦を退けた奥井は、「新人でなくても、私を相手に積極的に来る選手は結構いますよ(苦笑)。自分も負けないように」。
着以外の見せ場があるのも競輪。今後も奥井が先行選手の壁となって立ち塞がる。(アオケイ・市川記者)