2022/07/02(土) 12:45 0 7
4度目の参戦となった中本は3連勝で勝ち上がり、自身初の表彰台2着。決勝戦を終えて「優勝した伊藤信さんのスピードが凄かったとしか言いようがない。自分のやりたいレースはできたし、自分のなかでは上出来です」とにこやかな笑顔を見せた。
また「今は熊本のバンクが使えないし、普段とは違うスピードや負荷がある250走路で走れるのは大きい。レース形式で緊張感を持って走ることができるのはプラス」と話す。
今年に入って、ある決心をしたという中本。
「これからは追い込みでやっていくと決めました。昨年くらいから人の後ろに付く機会が多くなって、タイトルを獲るには自力じゃ厳しいなと。上の舞台で勝つための決断です」。
‘20年には共同通信社杯(GII)を優勝しているだけに「ああいうビッグレースの決勝の舞台でまた戦いたい、走りたいという欲はあります」と追い込み転向に至った経緯を明かした。
「九州は自力の先輩方が多く、年下の自分が中途半端な気持ちで後ろを回ることが今までは多かった。本来なら、年齢的に僕が頑張らないといけないのに『前で頑張ります』と言えるほどタテの脚力がなくて…。微妙な時期が長く続いた」と抱えていた葛藤を吐露。
「合志さんや誠一郎さんに相談させてもらいました。あとは連係が多いヒデさん(山田英明)。僕の戦法的に後ろに付かせてもらうことも多かったので。自力として後ろに回るのか、追い込みとして回るのかでは気持ち的にも変わってくる。しっかりと自分ができることをやらなければいけない気持ちが強くなりましたね、やっぱり」。
気持ちの変化のみならず、練習への意識も変わったと言う。
「GIは自分より強い選手が前を走る。後ろを付いていき、仕事をするとなれば、同じクラスかそれ以上の脚は必要になってくる。追い込みとしての技術的な練習はしますが、脚力の練習は今以上にやっていかないと。自分は技術も脚力もまだまだですね」。
理想の追い込み選手像を聞くと「熊本で言えば合志さん。技術的なものが凄いですね。他地区で挙げるなら、小倉竜二さんや成田和也さんとか。シビアに勝ちに徹する諸橋愛さんの気迫も凄いですよね。そのあたりの超一クラスの追い込み屋を目指していきたい」。
熊本はもちろん、九州勢は若手機動型の台頭が著しいだけにビッグレース制覇のチャンスは十分。
「着々とトレーニングを積んで、チャンスが来たときに掴めるように。準備をしっかりしておかないと、チャンスがチャンスでなくなる。絶対にチャンスは来ると思うので、そこを掴めるように頑張ります」と力強く意気込みを語った。
新たな決意を胸に、タイトル奪取を目指す中本の今後の活躍に期待したい。(アオケイ・八角記者)
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