2022/06/30(木) 00:00 0 6
29日より平塚競輪場で行われている「ALL GIRL'S 10th Anniversary」は史上初となるガールズケイリン選手のみの1日12レース3日間開催。初日1Rで5着だった高木佑真に話を聞いた。(取材・netkeirin編集部)
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準決勝進出には最低でも4着までに入りたかったが結果は5着。「すいません…」と、ややうつむき加減で取材エリアに現れた高木。前場所の松阪は2走して見どころのない最下位。一体何が起きているのだろうか。
「練習で落車した影響か不明な部分もありますが、身体のバランスが崩れていたのは確かです。ローラーに乗ると横ブレを感じたり、松阪では他の選手に迷惑をかけてしまうのではないかと考えてしまい、自分の走りが出来ませんでした」。
身体を整えて臨んだ平塚初日は残り1周で一旦最後方に下がり、1センターから踏み上げて捲りを打ったが、大きく離れた3着争いに加わるのがやっとだった。「1着の(小林)莉子さんの上がりが11.4、2着の日野さんが11.6。速いですよね。年々ガールズケイリン全体のレベルアップを感じますし、自分もいつかはと思います」。
2日目からの負け戦回りは辛い面もあるが、8月にはファン投票で選出されたアルテミス賞が控えている。「昨年より多くの評数を入れて頂いただけに歯がゆい現状ですが、自転車に乗って乗って乗るしかない」と話し、走りで感謝の気持ちを伝えたいという思いが強く伝わってきた。
ガールズケイリン10周年を記念して行われている「ALL GIRL'S 10th Anniversary」。高木にとって印象に残っている出来事を聞くと「昨年1月の京王閣で憧れの奥井迪さんと踏み合って2着になったこと。私が逃げて最後に奥井さんに差されて負けてしまったんですが『佑真ちゃんのレースだった、強くなったね』と言われたのが、嬉しくて。奥井さんとまたもがき合えるよう頑張ります」。
2日目については「自分から動くタイプの選手が多い印象です。自力を出しながら勝敗に絡めるように走りたいですね」と意気込みを語ってくれた高木。良化途上は否めないが、一時の絶不調からは脱しつつある。