もし、深谷知広が静岡に移籍しなかったらこの連係は実現しなかった。守澤太志にとっては、これがS級S班でいる恩恵だ。

　守澤は「同期だけど、深谷君とは一度も連係した事がない。学校時代(現・養成所)は知らないふりをして、後ろをプラプラ回った事もあるけど(笑)。同じ伊豆に今は住んでいるし、本当、嬉しい初連係です」

　ただ、深谷がブラックジョークで「いや、守澤さんは川崎の全日本選抜の決勝で僕の4番手にいましたよ(笑)」。これには守澤も苦笑いしていたが、同期の仲の良さを印象づけるやり取りだった。（町田洋一）