2022/06/25(土) 11:00 0 1
熊本は気性の激しいベテラン選手も多いが、田川辰二や倉岡慎太郎は昔から実績があるが、温厚な人柄。倉岡は捲り一発選手だったし、田川が強い時も自力選手だった。両者共に弟子が多いが、田川グループはアマチュアの2人を含めて現在8名。名前を聞いて見ると、伊藤旭、松岡辰泰、宮崎大空のS級戦士や息子の翔琉もいる。中々の逸材揃いだ。
田川辰二は「デビューする迄が、僕らの仕事。選手になれば、自分の考えや、強い選手の言葉が生きた教科書になったりする。昔と違うし、押しつけるのが一番良くない。何かあれば相談に乗るけど、彼らの自主性に任せている。今は熊本バンクが使えないし、久留米に行ったり、ロードの練習をやったり、各自で考えてやっている。息子も同居しているけど、競輪の話はあまりしない。普通の親子生活だけど、そこが違うかな。翔琉がハーハー苦しそうにしていたから、何事かと思ったら、夕飯前にワットバイクに乗っていただけ(笑)。それぐらい干渉していない」。
熊本の名伯楽になりつつあるが、脚色は衰えていない。(町田洋一)