点数上位の機動型が相次いで欠場し、初日特選は平原啓多と石丸寛之の二分戦になった。

　点数最上位で一番車の平原啓多は、来月からいよいよS級に挑戦する。
「(S級は)不安しかない」と苦笑いを浮かべたが、近況の動きを見れば間違いなく通用するだろう。

　残り僅かな今期は内容を求めた走りを意識するようで「初日は『自在』じゃなくて『自力』で。94点もっているといっても自力で取ったわけじゃないし、どうなるかはわからないけど、やれることをやってみます」と力こぶをつくった。

　一方の石丸寛之は今回が追加参戦。
「追加を受けたら、どんどん西の自力(選手)が欠場していって(苦笑)。今回は3日間動く感じになりそうだし、そのつもりで準備はしてきた」と頼もしいコメント。

　ただし「点数をあまり落とせない状況」とのことで無茶駆けの可能性は低く、得意のまくり勝負が基本になりそうだ。(netkeirin特派員)