2022/06/17(金) 22:15 0 2
青森記念で優出するなど確実に上向きであった嵯峨昇喜郎。初日の8Rはそれを裏付けるものとなった。先行するのは原田亮太。当然、出させる気はないピッチで駆けていたのだが、鐘4角5番手から猛ダッシュするとホーム線を取っての逃げ切りでラインワンツースリー。
「行こうか行かないか、ちょっと迷うペースだったが、今は内容にも拘っているので。バンクが軽かったし、タイムも出ていた」。
「他のレースも出ていたから軽いんだと思うけど」と付け加えてはいたが、原田を叩いて上がり11.4秒、最終周回22.4秒なら完璧だろう。
「最近は積極的に動けている。やはり落車がないのが大きいですね。一番点数があった時は110点ぐらい。また戻してGIに出たいですね」。
マークした會澤龍は「嵯峨のダッシュが良いのは知っていたが、あそこで行くんだ、凄いなあと。自分には緩んだ感じはなかったが、嵯峨は緩んだって言っていた」。
初めは「どちらもヨコは苦にならないので前でも後ろでもいい」と話していたが、最終的には「丈の方がヨコが上手いので」と、嵯峨が前で落ち着いた。今後もあるであろう2人の連係にも注目したい。(アオケイ・市川記者)