2022/06/13(月) 18:30 0 3
4月から6月にかけて全4戦行われる「競輪ルーキーシリーズ2022」は、11日から大宮競輪場で第4戦が開催中。最終日11Rガールズ決勝に出場した藤原春陽(ふじわらはるひ)に話を聞いた。(取材・netkeirin編集部)
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予選2日間をピンピンで勝ち上がってきた藤原春陽。決勝は7番車からスタートを決めて、好位置でレースを運ぶと、最終1センターから発進。圧倒的人気を集めていた畠山ひすいとのもがき合いになったが、直線で力尽きて6着に終わった。
「連勝して調子が良かったので先行勝負でも行けるかなと思ったんですが…甘くはなかった。納得はしていませんが、自分で動いてバックを取った点は良かったと思います」。
養成所での競走成績は44走して3勝だったが、プレデビュー後は大宮開催だけで2勝。ルーキーシリーズ全体では9回走って3勝と成長を見せた。
「デビュー戦だった松戸の7着が悔しくて、あのレース以来、テーマや組み立てを考えるようになりました。前開催の松山、そして今回の大宮と結果につながったのは良かったと思います。500バンクは初めてでしたが、大宮は傾斜が緩やかで街道練習で走った経験が活きました。走りやすいバンクでしたね」。
併走でも動じず、狭い場所にも突っ込んでいく気持ちの強さや勝負度胸の良さが長所。自分のオッズは気にしているようで、「初日は仕方ないにしても、2日目も人気が無かったのは悲しかった。今日は人気だったので応えたかったのですが、すいません」。
ダッシュの反応や持久力など課題は山積みと振り返っていたが、今開催でファンに与えたインパクトは少なくはなかったはず。
注目の本デビューは7月13日からの高松競輪。父・義浩選手(76期)と同時斡旋となった。
「いつかはあるかなと思ったけどデビュー戦から一緒だったので驚いた(笑)。レース後にアドバイスを貰えると思うので心強いです」。
徳島に誕生したガールズケイリンの新星の成長に注目したい。