2022/06/07(火) 21:00 0 9
6月16〜19日に岸和田競輪場で開催される「高松宮記念杯競輪(GI)」(通称・宮記念杯)。同レースの過去72開催分の決勝戦データから、さまざまな角度で分析を行った。果たして、優勝するのは誰なのか? 高配当は出るのか!? 一緒に宮記念杯を予想して楽しもう!
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まずは年齢データ。高松宮記念杯競輪優勝者の平均年齢は28.0歳。ただし、直近10開催に限定すると34.1歳と上昇する。
ここ10年で20代の選手が優勝したのは2014年宇都宮開催での稲川翔(当時29歳)のみ。
今年と同じ岸和田競輪での開催は、2015年の武田豊樹(当時41歳)、2019年の中川誠一郎(当時40歳)、2021年の宿口陽一(当時37歳)とアラフォー世代の活躍が目立っている。
なお、最年少優勝は1950年の山本清治と1952年の高倉登(当時19歳)。最年長優勝は2004年の松本整(当時45歳)。
項目 | 年齢 |
---|---|
平均年齢(全期間) | 28.0歳 |
平均年齢(直近10開催) | 34.1歳 |
最年長優勝 | 45歳 |
最年少優勝 | 19歳 |
続いて地区別データ。宮記念杯は唯一の東西対抗戦で、2021年時点では東39勝、西日本33勝となっている。直近10年でも東6勝、西4勝とほぼ互角だ。
さらに優勝者の所属地区を分析すると関東が22回と圧倒的で、次点が近畿の14回。
直近10年に限定すると北日本、関東、近畿が3回ずつの三つ巴の様相だ。九州が1回で、その他4地区は10年以上優勝から遠ざかっている。
地区 | 優勝回数 (全期間) | 優勝回数 (直近10開催) |
---|---|---|
北日本 | 8 | 3 |
関東 | 22 | 3 |
南関東 | 9 | 0 |
中部 | 5 | 0 |
近畿 | 14 | 3 |
中国 | 1 | 0 |
四国 | 4 | 0 |
九州 | 9 | 1 |
2003年から導入されている3連単の平均配当(払戻金)は31,187円。最高配当は2005年の109,040円だ。過去10開催の平均は30,147円で半分以上が万車券。
岸和田開催では2019年に44,490円、2021年に58,660円の配当が出ている。
項目 | 配当 (2002年以降) | 配当 (直近10開催) |
---|---|---|
平均配当 | 31,187円 | 30,147円 |
最高配当 | 109,040円 | 96,850円 |
最低配当 | 2,010円 | 2,010円 |
決勝における車番別の成績を過去19開催分さかのぼってみると、最も優勝が多いのが2番車で5回(うち直近10年で4回)。もっとも確定板に入っているのは3番車と9番車の9回。
一方で4番車、5番車、6番車は直近10年で優勝がない。いずれも着には絡んでおり、偏りは少ない印象だ。
車番 | 1着回数 | 2着回数 | 3着回数 |
---|---|---|---|
1 | 3 | 3 | 1 |
2 | 5 | 2 | 1 |
3 | 2 | 3 | 4 |
4 | 1 | 0 | 4 |
5 | 1 | 2 | 2 |
6 | 1 | 2 | 0 |
7 | 2 | 3 | 3 |
8 | 1 | 1 | 1 |
9 | 3 | 3 | 3 |
車番 | 1着回数 | 2着回数 | 3着回数 |
---|---|---|---|
1 | 2 | 2 | 1 |
2 | 4 | 2 | 0 |
3 | 1 | 0 | 3 |
4 | 0 | 0 | 3 |
5 | 0 | 2 | 1 |
6 | 0 | 2 | 0 |
7 | 1 | 1 | 1 |
8 | 1 | 0 | 1 |
9 | 2 | 3 | 1 |
今回の高松宮記念杯競輪の開催場は岸和田競輪。出場予定選手のうち、直近3年間で岸和田競輪のFI以上の開催で優勝している選手を紹介する。
開催年 | グレード | 選手名 | 決まり手 |
---|---|---|---|
2021年 | GI | 宿口陽一 | 差 |
2019年 | GI | 中川誠一郎 | 差 |
2022年 | FI | 山崎芳仁 | 捲 |
2022年 | FI | 浅井康太 | 捲 |
2022年 | FI | 井上昌己 | 差 |
2021年 | FI | 野田源一 | 捲 |
2021年 | FI | 坂本健太郎 | 差 |
2021年 | FI | 山田庸平 | 差 |
2019年 | FI | 古性優作 | 差 |
2019年 | FI | 中西大 | 逃 |
2019年 | FI | 稲川翔 | 差 |
2019年 | FI | 谷口遼平 | 差 |
以上を踏まえ、出場予定選手のうちデータ上で優勢な選手を下記に挙げる。
級班 | 選手名(脚質) | 所属府県 | 年齢 |
---|---|---|---|
SS | 佐藤慎太郎(追) | 福島 | 45 |
SS | 平原康多(両) | 埼玉 | 40 |
SS | 宿口陽一(両) | 埼玉 | 38 |
S1 | 木暮安由(両) | 群馬 | 37 |
S1 | 諸橋愛(追) | 新潟 | 44 |
S1 | 東口善朋(追) | 和歌山 | 42 |
S1 | 稲川翔(両) | 大阪 | 37 |
※出場予定選手は5月28日時点、年齢は高松宮記念杯競輪開催初日時点