成田和也は今年、全日本選抜、ウィナーズカップとビッグレースを連続優出。好調をキープして臨んだ地元ダービーについて語った。

「初めて地元のダービーを走ったんですけど、やっぱり特別な感じがしましたね。勝ち上がれなかったけど自分の中では4日間集中して最後まで臨めたと思います。ただ決勝には乗りたかったですけどね(苦笑)。1走目や今日みたいな(チャンスのある)展開で1着を取れる力が自分にはない。そこは課題です。もっと練習して、大勢のお客さんの中で(決勝を)走れる力を付けたいと思います」。

　いつも通りクールな口調で淡々と話していたが、全身からは悔しさがにじみ出ていた。

　今回は決勝入りを逃したが、今の成田には確実に"V争い"に加わる脚力とテクニックがある。今後の活躍に期待しよう。(netkeirin特派員)