2022/04/25(月) 17:30 0 2
宇都宮競輪場で25日からミッドナイト「WINTICKET杯(FI)」が開幕する。開催の見所を町田洋一氏に伺った。
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2日制のS級のミッドナイト競輪は、小倉と前橋でミッド発足当時に行われているが、3日制のS級ミッドは初の開催。
浅井康太や和田真久留、東口善朋、成田和也ら大物の名前も入っていたが配分欠場。これは本人達の責任ではなく、中4日でいわき平の日本選手権。調整やGIでの責任を考えれば、記者が選手だったとしても同じ選択をすると思う。
そこで追加で入ったのが山口拳矢。今期は斡旋停止もあり出走本数も少ない。山口拳矢もダービー組だが、今後の権利を考えてかもしれない。初日特選は単騎になってしまったが、500バンクなら自然と届くと思う。予選スタートだし勝ち上がりに成功すれば、同県の川口聖二が番手を回る。
9車だと自分の仕掛けが出来ない佐々木悠葵だが、7車になると走りが違ってくる。地元の雨谷一樹やラインの柿澤大貴の前で積極的に走る。中西大も徹底先行として、近畿の中でも、かなり認められてきた。
同県、椎木尾拓哉がガードする。南関は岡村潤と中村浩士が特選シードだが、今回は目標に苦労するかも。
予選では、吉田3兄弟の昌司が注目選手。S級が5レース、A級が4レースの9レース制だが、A級は長田龍拳が主役だ。94点の競走得点を持ち、前回の西武園で完全優勝している。砲丸投げの選手みたいな大きな体で、長い距離を踏む事に徹する徹底先行タイプ。S級で言えば野口裕史が同タイプ。番手は静岡同士の石橋慎太郎だ。
9レースのS級特選の初日の並び。関東は群馬、長野の連係でなく佐々木悠葵が先頭で、地元の自在選手・雨谷一樹。これに一歩引いた形で柿沢大貴。問題は岡村潤と中村浩士の南関勢だった。
山口拳矢の番手を選ぶと思われたが、徹底先行の中西大を岡村潤は指名。中村浩士はヤマケンの後ろも回れるが南関の連係で岡村潤の後ろ。これで中西大、岡村潤、中村浩士となり、大本命の山口拳矢は単騎になった。山口は500バンクだし、位置に拘らず、7番手から自分のタイミングを大切にして仕掛けそうだ。
4レースのA級特選は長田龍拳に同県石橋慎太郎。この3番手を山梨の高峰賢治。谷津田将吾は岡部芳幸に任された事により、自力含みの自在戦。谷津田本人の本音は静岡勢の後ろだったかも。永井清史の機動力には中部近畿で武田哲二が番手回りになった。