2022/04/02(土) 11:00 0 0
1月の高松記念で予選連勝を飾るなど今年は上々のスタートを切った荻原尚人だが、2月の当地FIで落車し、鎖骨を骨折してしまった。
復帰戦の今回は前検日に「状態は正直良くない。他の人ならまだ(欠場する)だろうけど、自分は走って戻すタイプなので復帰しました。現状でベストを尽くすだけ」と冷静なコメントを出していた。
迎えた初日のレースは、持ち前のトリッキーな動きで3番手を奪取。確定板入りこそ叶わなかったが「思ったより動けましたね」と安堵の表情で復帰戦を振り返った。
「車の出が悪かったし動きも重かった。それでも、前に前にという気持ちはしっかり持てていたかな。(良い頃の)2、3割くらいかなって思って競輪場に入ったけど5割くらい(の状態)にはある。こうやって動いて戻していきたいですね」。
宮城の名伯楽となりつつある“荻原師匠”が、ケガ明けでも前へ前へとガンガン攻めて、多くの弟子たちに手本を示す。(netkeirin特派員)