2022/03/19(土) 16:45 0 1
二次予選は地元の超注目株・眞杉匠と、勢いのある島川将貴が相手の三分戦。新山といえば逃げ切りでのGIタイトルも期待される日本を代表する先行選手だが、近況の成績が物足りないせいか新山が率いる北勢は第三ラインの評価を受けていた。しかし、それがかなりの発奮材料になったという。
「今の自分の成績じゃ(眞杉と当たる番組も)十分あり得ますよね。あぁ、やっぱりそうなるのか、って。眞杉君、島川君と自分より年下2人が相手だったので、このまま若い世代にのまれるのは嫌だなとは思いました(笑)。なので、ちょっと初心にかえるというか、強い気持ちで臨もうと。それが良かったのかもしれません」
逃げて別線を完封し、ラインで上位独占。完ぺきなレース内容に見えたが「末が甘かったし感覚的には良くない」と自己診断は極めて厳しい。それでもこの逃げ切りは復調の大きなキッカケになったはずだ。
「調子が良いわけじゃないからこそ、そこは気持ちでカバーしていきたい。前に出るレースをしていければ」
準決でも初心にかえった積極策でレースを支配してみせる。(netkeirin特派員)