新しい自転車トラックトーナメント「PIST6 Championship(ピストシックス チャンピオンシップ)」。13日は「ZERO」ラウンド10の準決勝と決勝が行われた。

　準決勝は3レース行われ、以下の6名がそれぞれ2着以内に入り決勝進出を果たした。

準決勝A
1着 神山拓弥(35歳・栃木=S1)
2着 中本匠栄(34歳・熊本=S1)

準決勝B
1着 佐藤博紀(36歳・岩手=S2)
2着 齋木翔多(23歳・静岡=A1)

準決勝C
1着 山田義彦(35歳・埼玉=S2)
2着 鈴木伸之(41歳・愛知=A1)

　勝ち上がった6名で行われた決勝では、神山拓弥が1着、山田義彦が2着、佐藤博紀が3着に入った。3連単は⑤-①-⑥で3,020円という配当だった。

　レースは残り2周で神山が先頭に立つが、外に浮いたところを山田がしゃくって最終的に主導権。神山は巧く2番手にはまる。目下11連勝中の山田はさすがのスピードで逃げ後続は手も足も出ないかと思われたところ、最終バックで満を持して神山が仕掛けると徐々に山田との差を詰める。山田も直線までよく粘ったが、神山がこれを交わしたところがゴール。前回「ZERO」ラウンド4で大本命だった雨谷一樹を降したのに続き、今回も本命の山田を退けて2節連続で完全優勝を果たした。

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