2022/03/09(水) 18:45 0 0
戸邉捺希と田原宥明の2分戦だったこのレースは、後ろ攻めの戸邉捺希が“ブーメラン”で誘導を下ろし、前受けの田原が成り行き先行。これをじっくり脚をためていた戸邉がまくると、大崎和也の牽制を乗り越えて伊藤太一とワンツーが決まった。
実は今回とそっくりなメンバー構成のレースが1月30日(6R)にここ前橋で行われていたのだ。
その時は田原宥明が前受けから先行し、大崎が番手から一気に踏み込んで1着。伊藤は目標の片桐善也と共倒れに終わっていた。周回、青板バックまでの展開はほとんど同じだったが、今回は関東勢に軍配が上がり伊藤は無事に予選を突破しリベンジに成功した。
伊藤と田原はレース後に「デジャブかと思った」と口をそろえた。
伊藤は「戸邉君にはあえて前回(1月のレース)のことは言わなかった。変なイメージを付けちゃうより、好きに走ってもらおうと。それが良かったみたい(笑)」
田原も「この前のこともあったし、今日は大崎さんが仕事をしてくれるはずだと思ったので先行しました。でもかかり切らずダメでしたね」
ぜひ1月30日の前橋6Rと、3月8日の前橋5Rを見比べてもらいたい。(netkeirin特派員)