2022/02/26(土) 10:30 0 2
予選1が4着だった太田瑛美は予選2の1Rで2着に入り決勝進出。これで12節連続の優出となった。112期の太田美穂を姉に持ち、姉妹レーサーとして奮闘している太田は4月7日から開催される平塚競輪の「湘南ダービー(GIII)」最終日(4日目、10日)に行われる「第4回ガールズフレッシュクイーン」への出場が決まった。
デビュー2年未満のガールズ選手の中から、選考期間(2021年7月〜12月)終了時における、前年優勝者を除く平均競走得点上位者7名が選抜され、"次代を担うスター選手の登竜門"として行われる単発レースだ。
太田は「一つでもいい着を取れるように頑張りたい。確定板に乗りたいですね」と意気込みを語ってくれた。昨年11月の松山では初優勝を飾り、近況も優出を外さない安定感が光っている。ただ、状態面について問われると表情を曇らせた。
「優勝した松山が終わった後の練習中にサドルが折れてしまって…。そこからセッティングが迷子状態です。決勝には乗れているけど、踏んでいる感じが良くない。あまり進んでいないんですよね。年始の四日市はいい感じかなって思ったけど、その後がまたイマイチ。体調だったり、脚の調子自体は悪くないと思うんですけどね。なんか以前よりも力が入っていない気がします。フレッシュクイーンに向けて、少しでも状態を戻していきたいです」。
結果を残し続けながらも、合うセッティングを求めてもがき苦しんでいる最中。晴れ舞台まであと1ヶ月ちょっとだ。
「試して、試してって感じです。ローラーとバンクでは感覚が違うし、バンクの練習で乗るか、レースで試さないとどうしてもわからない。最近は開催がつまっていることが多くて自転車をそのまま次のレース場に送ったりもするので、なかなかじっくりと練習で試す機会もないんですよ」。
開催中に試行錯誤することも多いそうだ。正解を求めつつ、目の前のレースでも結果を追求。少しでも早めに苦労が報われることを願ってやまない。(netkeirin特派員)