2022/02/18(金) 10:00 0 4
地元初陣を飾った菊池翔はサッカーからの転身。埼玉県春日部市出身だが、最終的にいわきFCでプレー。そのまま福島籍でデビューした。競輪選手という職業自体を知らなかったそうだが、たまたまいわきFCで門馬琢麿の太い足を見たのがキッカケだそう。そこからいろんなツテで班目師匠にお世話になっているとの事だ。
「いわきFCの時に良くしてくれたサポーターの人達が応援に来てくれていたし、勝てて良かった。師匠には力を出し切って勝てるようにしろと。それで差されたら力不足なだけだと言われています」
レース後は兄弟子にあたる岡部芳幸にも熱心にアドバイスを受けていた。
「自転車の部品からレースの組み立て方まで、いろいろと教えていただきました。長く活躍されている方には、それなりの理由があると思うんですよ。サッカーだと三浦カズ選手がそうですが、スポーツ選手以外でもそうです。師匠もそうだし、経験からくるものが凄いですよね」
その岡部芳幸の息子さんが養成所の試験に合格したらしい。
「兄の方は受かったけど、弟の方はダメでしたね。自分もあと2年は辞められないね。A級はA級で難しいし、下から上がってくる子らと考え方の違いもある。それはそれで受け入れてやっていくしかないし、練習した事が噛み合えば何とかなると思っている。気力は衰えていないし、目の前の一戦一戦を頑張るだけですね」(アオケイ・市川記者)