2022/02/08(火) 09:00 0 0
前橋競輪「WINTICKET杯(FII)」は9日、初日を迎える。今節の大会の見所を町田洋一氏に伺った。
シリーズリーダーは前期S級の佐藤佑一だ。脚質を追い込みにシフトしているが、A級なら、まだ自力を秘める。降級初戦の宇都宮では準優勝と結果を出している。その後はPIST6を2回走り、競技能力が高く、結果を出している。北日本で追加配分の伊藤勝太、佐々木吉徳と上手く連係して、上位独占を狙いたい。伊藤は自力の決まり手が減っているが、動く脚を秘めている。佐々木はロングスパートも出来てカマシ、捲りを得意にしている。
関東の機動型は鈴木輝大が主力級。役者の顔も持つ二刀流の選手。ドームは走り慣れており、苦手イメージもない。将来的にS級で活躍するのは間違いない。埼京勢をまとめるのは永遠のスターの太田真一。息子の活躍に目を細めているが、自身のS級復帰も目標のひとつだ。ここはG1を獲っている思い出のバンクだ。
南関は渡邉晴智ジュニアの雅也が期待の星。ダッシュ力には定評があり、このバンクに合っている。番手は南関でヨコに強いマーカーの荻野哲。前期S級の実力者だし、降級後は安定した成績を残している。2班だが神山尚が絶好調だ。捲りもあり、捌きも上手くなってきた。優勝候補の一人と言える。
チャレンジは新鋭の金田涼馬に期待。昨年末のレインボーファイナルで落車して今節が復帰戦。精神的なダメージもなく元気一杯に走る。番手は元Jリーガーの河野淳吾。失格が3回ありチャレンジに落ちたが、ヨコの強引さは定評がある。本当なら、もっと自力を出しても良いはず。金田の敵になるのは同期の辺見祐太で、小池を主役と見る向きもある。