2022/01/29(土) 12:00 0 2
準決勝7R。強力な同型が不在だったとはいえ、かつてのグランプリ覇者や前期S級など並み居る強豪を相手に冷静な走りで逃げ切りを決めた19歳の林昌幸。昨年末に続く、小倉連続Vが大きく見えてきた。
「後ろの(もつれていた)状況が見えてマイペースで踏めたし、最後もしっかりと踏み直せた。初日よりも脚の感じは良かった。小倉は本当に(相性が)いい。ドームで風がないから後半も失速しない。一番走りやすいバンクです。全部ここで走りたいくらい」
今回が追加参戦で3ヶ月連続の小倉登場。全て決勝進出を果たし、ドル箱バンクになりつつある。自慢の先行力はドームでこそ輝きを増している。
「先行で勝てないと上で通用しない。しばらくは積極的に戦って、S級まで行きたい。徐々に逃げるペースにも慣れてきた。いろいろな人のレースを見ているけど、一番しっかりと見ているのは仕掛けどころですね」
研究熱心な19歳は「今期はS級点を確保したい」と誓う。このままなら、あっさりとクリアしてしまいそうだ。同型のレベルが一気に上がった決勝戦でも主導権は誰にも譲らない。(netkeirin特派員)