西武園競輪場で開催しているミッドナイト「チャリロト杯(FII)」は25日、2日目を迎える。9レースのA級準決勝を走る新田康仁に話を聞いた。
記者が書いている“悲運なレーサーシリーズ”に新田康仁も會田正一も登場しているが、スター選手だったのは間違いない。時代の巡り合わせが悪く、あの時代に郡司浩平がいたら、新田は間違いなくタイトルを獲っていた。
会田の全盛期も、南関のマーカーたちが言葉は悪いがギスギスしていた時代。今のタテ主流の競輪なら、もっと持ち味が出ていたはず。この言葉を聞きたかった記者の願望もあったが、新田は「いつでも獲れると思っていた! 」。
リップサービスもあるが、これも新田選手の本心。老害記者を公言しているが、こんな場面や言葉を聞くと、もう少しだけ頑張ろうという思いになる。新田康仁に感謝! (町田洋一)