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【小倉競輪】“名物おじさん”として戦い続ける爲田学

2022/01/16(日) 10:30 0 1

小倉競輪のナイター「第21回スーパーナイター濱田賞(FI)」が15日、2日目を開催。2Rで2着に入った爲田学に話を聞いた。

直近4ヶ月で白星はないものの、3連対率は50%の爲田学

 捲りラインの3番手回りから直線で中をシャープに伸びて2着に突っ込んだ爲田学

「あれくらいの脚はあるよ。たまにしか披露できなくなっているけどね。一時期よりは踏めるようになってきたかな。やっぱり練習は裏切らないってことだね。コツコツとやっているので」

 直近4ヶ月で白星はないが、3連対率は50%。高確率で車券に絡んでいる。補充出走も含めると8回のGIに参戦した今年で50歳になるベテランは、7車立てが主流になっている現状をどう感じているのか。

「やっぱり漢字の競輪をやってきたからね。本当は漢字の競輪をやりたい。7車だとなかなかね…。俺らぐらいの世代はジレンマがありますよ。でも、そうも言っていられないから結果を出していくしかないんだけど。今まで以上に、どうしても展開に左右されてしまうから、なかなか難しい。番組6割、展開3割、脚が1割って感じかな。脚を作っていても、番組や展開が向いてくれないと結果を出しづらい。いかに出番が来た時に力を出せるか。やっぱり練習をやっておくしかないんだよね」

 理想の戦いとは逆行してしまっているが、それでも必死にしがみついている。目標不在の場合は強気に番手勝負するシーンも見られる。今では少なくなった昔ながらの個性派レーサーの一人であろう。

「競輪選手は何歳になっても、誰でもスポットライトを浴びることができるいい仕事ですよ。戦い方によっては。でも点数を持っていないと流れが来ないのが顕著ですからね。“いかに自分を表現できるか”をテーマにやっている。少しでも輝ければ。やっぱり選手をやっている以上はS級で戦いたいよね。自分では“名物おじさん”だと思ってやってます。たまにはこんな選手がいてもいいでしょ。頑張りますよ」

 まだまだ闘志は失っていない。どころか、ますます燃えさかっているようにも見える。これからも一つ一つのレースで“爲田学”を表現していく。(netkeirin特派員)

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