2022/01/12(水) 09:30 0 2
チャレンジ戦の準決勝4Rを勝ったのは119期の牛田樹希斗。同期の米嶋恵介との踏み合いを制し、4節連続でピンピン(連勝)での優出を決めた。まだ優勝がないが、近況は絶好調だ。
「あるトレーナーさんに出会って、体の感覚だったり、力の入れ具合を教えてもらったんです。脚に疲労がこないように踏めるようになった。体の事も研究して、今まで体がブレていて車が進まなかったのが、だいぶ進むようになった。まだまだゴール前でブレちゃっているけど、その分、まだまだ伸びしろはあると思っています。まずは初優勝して自信をつけたい」
父が日本拳法の先生だった影響で日本拳法を習い、小学3年時に日本一に輝いた実績もある牛田。ボクシングとの二者択一で競輪選手を選び、昨年7月に本格デビューした。彼のTwitterのプロフィール欄には『小さい子達に競輪選手という職業で夢を与えたい』と記されている。
「フェラーリに乗りたいんです。高級車に乗れば、子どもたちや、一般の方に、競輪や僕個人に興味を持ってもらえると思う。なるべく若いうちにやりたい。できれば25歳までに。“ファンあっての競輪”ですから。しっかりと稼いで、夢のある職業だと認識してもらいたい」
今後、牛田に影響を受けて競輪選手になる子どもたちが増えるかもしれない。それも牛田自身の活躍に懸かっているだろう。(netkeirin特派員)