2021/03/04(木) 12:00 0 1
netkeirinでは、今年3月に日本競輪選手養成所を卒業し、デビューを迎える選手の中から注目選手を特集。今回は、2018年度「全国高校選抜自転車競技大会ケイリン種目1位」の村瀬大和選手(19歳・岐阜=119期)を紹介します。
ーーデビューを迎える現在の心境をお聞かせください
結構不安が占める割合が大きいです。今まで先行主体で頑張ってきたのですが、デビュー後にそれが通用するのかどうか、ということを考えてしまいます。(この不安は)養成所に入ったころからずっと変わらず持ち続けていますね。
ーー養成所での訓練や生活はそんな不安と戦いながら?
はい。高校時代から徹底先行というスタイルにこだわって競走しているので。
ーー高校時代に自転車競技を始める前、中学では砲丸投げの選手として活躍していましたが、レースに活かせるような良い影響はありますか?
陸上でやっていたことが自転車に繋がっているな、と思うことはありますね。砲丸は上半身だけの力で投げているわけではなくて、自転車を動かす上で必要な下半身も強化します。全身の力を使うんです。あと、力をピークに持っていくための瞬発性も共通するものがあるので、レースに活かせると思います。
ーー養成所生活の中で一番印象に残っているエピソードなどがあれば教えてください
競走訓練のとき、田川翔流選手と同じレースになると、いつも“お決まり”のように先行争いになりました。そのシーンは印象深いです。
ーー目標にしている選手はいますか? 村瀬選手は資料を見るとアーノルド・シュワルズ・ネガーと書いていますが、競輪選手でいましたら教えてください
はい(笑)。深谷知広さんや竹内雄作さんのような先行で勝てる選手を目指していきたいです。先行にこだわって競走して、GIタイトルを獲れたらいいなと思っています。
ーー具体的に獲りたいタイトルはありますか?
大きなタイトルを獲れるように頑張りたいです。このタイトル!という具体的な目標はありません。
ーー将来ラインを組んでみたい選手はいますか?
師匠の永井清文さんです。いつか師匠の前を走ってみたいなと思っています。
ーー同級生の(岐阜第一高等学校から一緒に入所した)石田拓真選手とはラインを組もうなど話しますか?
レースが一緒になると「ライン組んでみる?」なんていうやりとりはしますが、いざ一緒に走るとなかなか難しいもので、現時点では好敵手的存在という意識がかなり強いですね。
ーープロになって最初にクリアしたい目標はありますか?
まず1勝。まず勝ちたいということ以外は特に思い浮かびません。
ーー最後に競輪ファンへのメッセージをお願いします
デビューしたら先行で勝てる選手になりますので、応援よろしくお願いします!