2022/01/05(水) 19:25 0 3
前受けを選択した吉田は全部下げて7番手。しかし、打鐘過ぎ3コーナーから加速を付けると4角の下りを使い一気のカマシ。後ろの鈴木竜士は離れてしまったが、後続をグングン千切り終わってみれば2着に8車身差を付ける圧勝劇。これぞS班というレースを見せてくれた。
レース後吉田は「まずはS班で初勝利を決められてホッとした。緩んだ所を逃さず仕掛けられた。後ろのことも気にしてなるべく外々を踏みました。悪くはないけど、シューズのサンを少しいじってもっと良くなるようにします」と早くも明日に向けて修正箇所を挙げていた。
赤いパンツを履いている吉田は昨年よりも逞しさを増している。本人も「プレッシャーが凄くて精神的に苦しい部分はあるけど、乗り越えないと上には行けないと思っている。自分なりにS級S班が見合う選手になりたい」とキッパリ言い切った。関東の次世代エースとして期待される男は、準決勝でもS班のプライドを持って決勝を目指す。(アオケイ・石濱記者)