2021/12/23(木) 11:30 0 2
今期は初のチャレンジ戦。ここ数年の低迷している姿を見ると若手機動型を相手に苦戦を強いられるかと思われた。ところが、119期の新人を相手に持ち前の怪力を発揮し大善戦。安定感抜群の立ち回りで存在感をビシビシと示していた。
「初日に関して言えば、初戦の向日町を除けば、ぜんぶ1着か2着。新人を相手にオッサンが力勝負できました」と老練テクニックを発揮した。
初戦の向日町は特進した林昌幸が相手だったわけで、そこは致し方なしと言ったところ。そのあと13場所連続して初日に連対を果たしたことには胸を張っていい。
初日も2着に逃げ粘った。「後ろから駆けた方がカマシ、まくりより(後ろが)離れるリスクが少ない。押さえ駆けはしんどいけどラインで勝ち上がるためにはあれが最善」。
来期は2班へと返り咲く。「この半年は終わってみれば成績も上がったし、特に後半は自分のレースができるようになってきた。収穫はありましたね。ただ、新人と戦うより増成(富夫)さんと戦う方がしんどかった。ハマられたらどうにもならんから。2回ぐらいやりましたね、きつかった(笑)」。
かつては特別戦線で活躍した近畿地区を代表する自力選手だった。自信を取り戻し、復活の一歩を歩み始めるか。(netkeirin特派員)