2025/09/04(木) 12:00 0 0
3日から開幕中の川崎競輪「ニッカン・コム杯(FI)」。11RではS級準決勝が行われる。
準決勝とは思えないほどの好メンバーが揃った一戦、その中でも中心となるのは特選組の河端朋之だろう。
河端は初日、7着に敗れはしたものの町田太我との壮絶なもがき合いは見ごたえ十分で全く悲観する必要のない内容といえるだろう。
今日は車番が悪いが河端の大きな武器の一つである早いスタートを活かして前受け出来れば、河端の十八番である引いてカマシ・捲りが炸裂する。番手柏野も2班ながら111点もの点数を持つ強豪マーカーで初日も阿部将大を大仕事で援護している頼もしい存在だ。本命党からの期待に応えたいところ。
対抗するのは阿部将大と野口裕史だ。阿部は昨年GIII3回優勝の実績を考えると今年の成績は物足りない。しかし前走の岸和田競輪では連勝で勝ち上がり、今開催の初日では突っ張り先行で2着に残れているあたり、やや復調の気配は感じるところ。間違いなくトップクラスでも戦えるポテンシャルは秘めているはずで、そろそろ完全復活へきっかけを掴みたい。
野口の先行も侮れない。42歳でもまだまだ徹底先行で奮闘する野口だが、全盛期と比較すると成績は降下。しかし6月の四日市GIIIでは連日バックを取る野口らしい積極的な仕掛けで優出を果たし、決勝でも番手の簗田一輝を優勝へ誘ったようにツボにハマったときの凄まじいカカリはまだまだ健在。今回も唯一のライン3車というアドバンテージを活かしたレースに期待したいところ。
この中から決勝への切符を掴むのはいったい誰になるのか、注目の一戦だ。
★川崎競輪11R・S級準決勝は20:02発走!
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