2021/12/22(水) 09:30 0 6
12月10日から伊豆のベロドロームで行われた全日本トラック選手権を最後に競技からの引退を表明した鈴木奈央。その最後の成績も素晴らしく、オムニアム、マディソン、スクラッチ、エリミネーションと優勝。ナショナルチームの中距離の主力選手として、素晴らしい成績を残した。
「パリ五輪を考えた時に、この2年でどこまでやれるかと言う葛藤があった。出場するだけでなく、その中で、メダルの獲得はかなり厳しい。同じ2年を費やすなら、ケイリン選手としての方が成長すると思った。これが理由ですね」
現状の中距離のナショナルチームのバックアップ態勢や、競技の特殊性は僕には分からない。梶原悠未さんが東京五輪で銀メダルを獲ったが、厳しい環境にあったと聞く。
「外国の女子の中距離の選手はロードと併用。日本の女子には、その環境がない。やはりスポンサーも必要だし難しいのが実情です。これからはケイリン選手として体も作り直して行く。競走得点も48点しかないし、少しでも上げないと。この後、伊東の追加をもらい、静岡の開催も入っている。すぐには結果が出ないかもしれないが、地元は頑張りたいですね。それには、今回の西武園ミッドも!」(町田洋一)