2021/12/20(月) 15:00 0 6
netkeirinでは、12月30日に静岡競輪場で開催されるKEIRINグランプリ2021出場選手を日替わりで特集。今回は『グランプリ優勝の最年長記録』がかかる最恐のベテラン・佐藤慎太郎。グランプリ出場までの道のり、選手としての特徴、ファンからの応援メッセージを紹介する。(構成:netkeirin編集部)
2021年のスタートは記念開催3場所連続で決勝進出を果たし存在感を示すも、2月下旬の読売新聞社杯全日本選抜競輪(GI)から瀬戸の王子杯争奪戦in広島(GIII)、ウィナーズカップ(GII)、桜花賞・海老澤清杯(GIII)まで4開催連続で決勝に上がれず、苦しい時期となった。この時期、佐藤は「疲労が抜け切らない感覚がある」とコメントを残しており、年齢による体の衰えを心配するファンの声もあった。
しかし「自分の疲労に向き合い、より真面目に対策するだけ」とした佐藤は4月、大楠賞争奪戦(GIII)の決勝で確定板に乗り、復調の兆しを示し、日本選手権(GI)へ。日本選手権では決勝に進出し3着。優勝こそ逃したが、1着の松浦悠士、2着の郡司浩平と同着に見えるほどの“微差”であった。その後の五稜郭杯争奪戦(GIII)、高松宮記念杯(GI)、サマーナイトフェスティバル(GII)、よさこい賞争覇戦(GIII)、オールスター競輪(GI)と立て続けに決勝へ進出。着実に獲得賞金を積み上げていった。
競輪祭(GI)を終えての獲得賞金ランキングは7位、ここで3年連続となるグランプリ出場を決めた。「応援してくれる人に勝つ姿を見せたい」と誰よりもファン想いの45歳、鉄人佐藤慎太郎の限界突破を目撃したい。
俊敏なハンドルさばきと鋭いダッシュで狭いコースでもこじ開けて突っ込み、どんな位置からでも車券に絡んでくるレーサー。2年前のグランプリ優勝時は43歳。今回優勝なら山口幸二氏(引退)が持つグランプリ優勝最年長記録を更新だ。
最後に、現在netkeirinで公開中の投票企画「競輪ファンが選ぶ KEIRINグランプリ2021注目選手は」に寄せられたコメントを紹介。
「ストイック慎太郎の優勝しかありえねーだろ! ガハハ!」
「歳なのに普段から身体をいじめ抜いてキープしている。今の選手の鏡です」
「今年も慎太郎-全-全のフオーメーションで買います。必ず当たる」
「同じ福島出身。競輪の面白さを教えてくれた人」
「追い込みのスペシャリストだからね」