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【防府競輪】ボートレーサーから転身した神開一輝

2021/12/16(木) 16:30 0 8

防府競輪の「モーニング7 アプスシステム杯(FII)」は16日、2日目を開催。連勝で決勝進出を決めた、異色の経歴の神開一輝に話を聞いた。

「僕はネタの宝庫ですよ」と茶目っ気たっぷりに話す神開一輝
 119期のルーキー・神開一輝。父は69期の将暢だ。現在は28歳。中央大学では自転車部に所属したが、競輪選手にはならずボートレーサーに。選手登録もしたが、1度も走ることなく引退し、父と同じ競輪選手に転向した。

 経緯については『いろいろあった』のと、『減量がキツかった』と説明。実際、体重を57キロから51キロに落としていたそうだ。

「頭の中はボートレーサーを辞める前から競輪選手に、となっていました。“体力的にも無理じゃないか”って言われたりもしたけど、逆に燃えましたね」。

 晴れて119期生としてデビューを果たした。

「今となっては選手になれて良かったです。これも運命かな。甘くはないですけどね。楽しいけど、緊張もするし、思い通りになかなかいかない。目標は月並みですが、父を越えること。それと…」。

 ここからは、まさかのエピソードもまじえながら語ってくれた。

宮本隼輔君が大学の1年後輩がなんです。彼はめちゃめちゃ強かった。どうにもならないくらい。一度は競輪選手になることを諦めた理由は宮本君なんです。彼を見て、僕では通用しないと思っちゃって。今はまたなったんですけどね。彼が大目標です。自分の中では彼がナンバーワンですから。そういえば、僕が大学4年で彼が3年の時、一緒に後部座席で寝ていたら、交通事故に遭ったんです。僕は左鎖骨、肩甲骨、横突起を骨折して、直後は左手が動かなかった。彼はもっとひどかったんですよ。あれがなければ、もっと強かったはずです。今だからこうやって振り返られますけどね。僕はネタの宝庫ですよ。もっと強くならないとですね」。

 宮本のホームバンクである防府でこんな話題になったのも何かの縁だ。これが神開自身4回目の決勝進出。連勝での勝ち上がりは初めてだ。初優勝して、もっともっと強くなって、いろいろなネタを提供してもらおう。(netkeirin特派員)

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