閉じる

【防府競輪】元ボクサーの鮫島康治が準決も別線をノックアウトする

2021/12/06(月) 18:00 0 0

防府競輪の「モーニング7 山口新聞社杯(FII)」が6日に開幕。初日6Rで逃げ切った鮫島康治に話を聞いた。

得意のジャブを打ち込んで意気込みを語った鮫島康治

 初日6R、予選のメインに指名された鮫島康治が前受けから突っ張り先行。最後まで誰にも先頭を譲らない走りで1着スタート。初登場の防府でも力強い先行力を披露した。

「思ったよりも最後は脚がキツかった。でも調子自体はいいですよ。寒さも気にならなかったし、バンクも違和感はなかった」

 111期の39歳。実は元ボクサーだった。

「ライト級でした。最低でも日本チャンピオンを、と思ってやっていたけど…。27歳の時に網膜剥離で引退した。東洋太平洋で2位が最高。タイトルマッチもやったんですけどね」

 大阪のグリーンツダジムに所属。古くは赤井英和や、ボクシングファンならお馴染みの井岡弘樹や高山勝成も所属した名門ジムで汗を流した。しかし、夢半ばで断念。そこから「頭にふと浮かんだ」という競輪選手に転向した(父の友人から「ボクシングをやるなら競輪選手をやったらいいのに」の言葉が頭の片隅に残っていたらしい)。2017年のデビューから5年目に突入した。

「予定ではS級に上がっているつもりだったんですけどね。なかなかうまくいきませんね」

 パワフルな先行力を見せつけているが、最近はどうしても準決勝がカベになってしまっている。

「今回こそ決勝に乗りますよ! 車番が良くなかったりで後ろ攻めが多くて、先行して粘れていない。今回こそは打破したい」。

 最後は得意のパンチだったというジャブを打ち込んで意気込みを語ってくれた。前回の決勝進出は8月の前橋までさかのぼる。短走路はそれ以来の出走だ。流れを変えるには好条件がそろった。初日同様に相手をノックアウトして久々の優出を決めてもらおう。(netkeirin特派員)

閉じる

新着競輪ニュース

ニュースランキング

ニュース&コラムを探す

検索する
投票