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【金亀杯争覇戦】山田庸平「もう“トレチャン”と言われるのは嫌ですから」

2021/12/02(木) 20:00 0 2

松山競輪金亀杯争覇戦」は2日、初日を迎えた。12Rを走り、8着だった山田庸平に話を聞いた。

レース後の山田庸平

ーー9月くらいから庸平(山田)が強いと佐賀勢から情報が入ってきてましたよ。先月の防府記念で山田英明選手(兄)も言ってました。

 本当ですか? 嬉しいですね。やっと練習でのパフォーマンスを本番でも出せるようになった。もうトレチャン(トレーニングチャンピオン;練習は強いが本番に弱い)って言われるのは嫌ですから。

ローラーでアップ中の山田庸平

ーーなにかきっかけがあったんですか?

 特にないです。ただ、自分で考え・信じて貫いてきた練習が合っていた。それが結果となって表れてきたって感じです。タイムばかりが競輪じゃないって言われるけど、やっぱりタイムは重要だと思う。自分の中でもう答えは出ている。それを証明してみせたい。初日特選は新田さんのラインに最初からいれば着は拾うことができる。でもそれじゃ僕が単騎でやる意味がないし、納得出来ない。挟まれて何も出来なかったように見えるけど、前々に自分で攻めた結果。それが今後に繋がると思う。

自転車を整備する山田庸平

 何年も前から山田庸平の強さは聞いていた。佐賀の練習仲間や山田英明からだ。ただ、レースで格上の選手を軽く捲ったと思えば、格下の選手に簡単にやられたり成績ムラが大きかった。自分を信じて積み重ねてきたモノがようやく開花し本格化。二次予選以降も山田庸平から目が離せない。(アオケイ・梅田記者)

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