2021/11/12(金) 18:30 0 0
選手のコメントも色々あるが真崎新太郎は「目標不在だし先行以外何でも」。コメントにも、はやり、すたりがあるが、亡くなった手島慶介選手が好んで使った言葉だ。確かに前回平塚の真崎は、準決で捲り、決勝はジカ付けで勝負して競り勝っている。
「準決は山口拳矢君の兄の聖矢君を捲った。決勝は聖矢君の番手を取り切ったが、小林潤二さんの強襲に合い準優勝。だけど納得の三日間だった」
普段の練習仲間は飯嶋則之、阿久津修、中川貴徳で、バンクに入った時は坂井洋と練習する事もあると言う。
段々と真崎選手と話している間に、10年前の光景が蘇ってきた(朝、何を食べたかは忘れてしまうが)。本人に確認したが2011年の事だから、震災の年。その時、地元記念の決勝に乗り号泣していた事を思い出したのだ。
「選手も飲んでいる時、急に昔の話を思い出したりして自慢話ばかり(笑)。あの涙は、ちょっと恥ずかしいけど良い思い出です」
それだけ地元戦に対する思いは、みんな深いのだ。(町田洋一)