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【九十九島賞争奪戦】岩谷拓磨「昌己さんが一緒のときはいつも気持ちにも芯が入る」

2025/12/07(日) 17:15 0 4

佐世保競輪「開設75周年記念・九十九島賞争奪戦(GIII)」は7日、最終日を開催。特秀10Rを走った岩谷拓磨に話を聞いた。

着外に終わったが表情は晴れやかだった岩谷拓磨

 今節は追加による参戦だったが、前場所の11月玉野から約3週間日程が空いたことも災いしてか前半戦は初日、2日目ともに後手に回り不発。レース勘がいささか鈍っていたように見えた。

 だが、3日目から突如として動きが変わった。それは地元の御大、井上昌己に任されたからだ。「昌己さんが一緒のときはいつも気持ちにも芯が入るんです。実際に相性もいい」と、あれこれ言わずに黙って任せる井上の操縦が性に合っているのか、ノビノビと駆け回りワンツーが決まった。

 最終日も井上と一緒だと、押さえ先行からブン回して井上のシリーズ2勝目に貢献。

「打鐘前から押さえて誰も出させなかったし、いいレースだったと思います」と着外に終わったが表情は晴れやかで「自分の距離的に打鐘前から駆けるのは珍しいし、昌己さんから『先行しなくてもいいよ』と言ってもらっていたけど体が反応したんです」と、前半戦は何だったのかというほど体がフレキシブルに対応しだした。

「押さえ先行でも、ダッシュに自信があるので合わせることは苦にならなかった。自分はホントに気持ち次第ですね」とノリノリで最終日を終えることができた。次の開催である11日から始まる奈良FIシリーズが楽しみだ。(netkeirin特派員)

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