復調ムードの朝倉智仁が3番手捲りを決め、後位から差し切った黒沢征治と関東ワンツーを決めた。朝倉は一次予選に続く今節2回目の2着。最終日は決勝の次に格が高い、特別優秀進出となった。

「そこまで脚を使わずに前に出られたし、2車出られてからも気持ちに余裕があった。2日目の反省を生かして早く出切れるようにって考えていた。感じはいいですね。セッティングもいい感じ。でもこれは通過点だと思っている。もうちょい欲を出していきたい。前向きになれていますね」

　持ち前の攻める姿勢が戻ってきた。100点を割り込んでいた競走得点も100点オーバーまで回復。1着や2着数も目に見えて増えてきた。

「家の用事だったり、いろいろと行事とかあったけどそこが落ち着いてきて、自分と向き合える、練習に落ち着いて取り組めるようになってきた。だいぶ点数を落としちゃったし、来年は爆発させたいですね。茨城、栃木は盛り上がっているので乗り遅れないように、足を引っ張らないよう頑張りたい」

　来年の大爆発に向けて、年末にいい流れを取り戻した。最終日もこの勢いのまま、新山響平ら強敵に立ち向かう。(netkeirin特派員)