3場所前の名古屋でデビュー初Vを飾った白井優太朗。その勢いに乗って、続く武雄、さらに四日市では完全V。目下3場所連続優勝中だ。

「たまたまですよ。流れが向いてくれたのもありますから。でも勝負強さが出てきた感じはありますね。その辺は自信になっている。いい流れを止めないように頑張りたいです。練習は弱いんですけどね。レースの方がなんかいいですね。師匠の(吉本)哲郎さんからも、"レースになると9.9割増だな"って言われます」

　師匠が吉本哲郎。ということは、あの町田太我が兄弟子にあたる。

「町田さんや竹内翼さん。いい環境で鍛えてもらっています。町田さんは2年目であの強さですからね。少しでもくらいついていきたい。町田さんにとって、僕はプロ選手で唯一の弟弟子。ご飯とかも、お金を一切、出させてくれません。強くなることが恩返しだと思っています」

　今回は同期の119期生が5人参戦。そして、プロフィールの友人欄に記載している石田拓真と林昴と同時あっせんだ。

「本当に仲がいいです。石田と林は初日から対戦ですね。楽しみです。田村(大)さんは6連勝中だし、連勝を止めたい。同期に対してのライバル意識は強いですね。仲がいいからこそ余計に負けたくないんです」

　はるか遠くをひた走る町田の背中を追いかけて、師匠も認めた勝負強さで4連続Vを狙うシリーズが始まる。(netkeirin特派員)