2025/11/06(木) 16:52 0 0
8月松阪以来、久しぶりの実戦となる伊藤。7月に本格デビューしてからは取り組むべきレーススタイルを構築できず、なかなか方向性が定まらないという。
「1回、自分で動くのはいいんですけど、それだと持たない。先行するときついですね…。位置取りをするレースをやっていかなきゃいけないのでしょうけど、だからって、いざというときは腹をくくって距離を行けなきゃいけないし…」と試行錯誤。
気持ちを切り替えるため、練習では新たな取り組みも。これまではバンクでの乗り込みが中心だったが一旦離れて街道練習を増やした。それは父、嘉浩(79期)のアドバイスもあってのものだ。
「体のベース作りですね。基礎的なもので街道を増やして脚を付けようと。父は今、代謝のボーダー上にいるし『一緒に頑張ろう』と声を掛け合っています(笑)」と二人三脚で励んでいる。
別府は5月のルーキーシリーズ以来の参戦だ。その初日は養成所時代、在所成績1位でナショナルチームに所属するスーパールーキー、酒井亜樹の加速に口が空きながらも必死に食い下がり2着に続いた。その、しぶとさが伊藤の持ち味だ。そんな、思い入れのある当地から、仕切り直しといきたい。(netkeirin特派員)