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【別府競輪・ナイター】ケガを乗り越え、本来のリズムを取り戻しつつある谷口明正

2025/11/06(木) 16:40 0 0

別府競輪のナイター「スピードチャンネル・スカパー杯(FII)」が7日に幕を開ける。初日A級特選11Rを走る谷口明正に話を聞いた。

「踏み直したときの感じは物足りないし、もう少しトルクが欲しい」と話す谷口明正

 7月岸和田の準決で落車し「右腸骨、右腰椎横突起の骨折」により約2か月半もの間、戦線離脱を余儀なくされた。10月西武園から復帰をすると前回の川崎をこなし2場所を消化。いずれも準決で敗退したものの、初日特選2着と好スタートを切っておりレースに順応している。

「踏み直したときの感じは物足りないし、もう少しトルクが欲しい。ただ、上向きは上向きです。お医者さんからは『11月からは負荷をかけていい』と言われているので、もっといい練習ができそうです」と未来は明るい。

 谷口の師匠は萩原操さん(三重・51期、引退)。大ギアを駆使した迫力あるまくりを得意とし、S級最高齢による勝利、優勝を更新するなど長らくS級に君臨した鉄人だ。セッティングの見立てなどにも定評があり、引退後もたまに競輪場に姿を現し、後輩たちにアドバイスを送っているという。

「(太田)美穂が操さんにセッティングを見てもらっていて。何か月にいっぺんですが朝練のときにいらっしゃるんです。自分の弟子のも見てもらっています。自分のベースにあるのは操さんの教えや考え方。だから、操さんが美穂や弟子に話をしているのを聞いていると、すごいなと」と改めて師匠の偉大さを実感した。

 ケガを乗り越え、ようやく本来のリズムを取り戻しつつある谷口。これまでつちかってきた経験と、師匠から受け継いだ技術やメンタル面の磨き方。そんなすべてを力に変えて、再び存在感を示す。(netkeirin特派員)

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